お遍路 K 秋ちゃん・・・きのうの晩ごはん、 おやじの田舎家庭料理・・・

素朴でシンプルな健康晩ごはんです。田舎のおやじが、頑張って毎日作っています。

発心の道場阿波一国参り10日目

2014年09月05日 | 札所巡り

 朝から雨、天気予報100%あたり。ここにきて本格的な雨。雨具の用意をして出発。22番札所平等寺までは7.5㌔の道のり。車の往来が激しく水しぶきを上げていく。途中から竹林の遍路道に入ると雨が降っているのがわからないくら静かだ。ただ風音はうなりをあげている。大根峠を越え22番札所平等寺到着。全身汗と雨でずぶぬれ状態。次々に到着する人もみな同じ。納経所の休憩所を借り乾かすが雨の勢いは増すばかり。ここで、旅は道ずれおばちゃん遍路に逢う。最御崎寺まで打つとのこと「頑張って」と別れる。

 雨の勢いは強くなるばかり、しかたなく、皆、次々に出ていった。今日の宿までは11㌔の雨の中の遍路。道中は、若い女性遍路二人。ばあさん遍路とじいさん遍路。赤いポンチョのお兄さん遍路。道路の両側を抜きつ抜かれつ雨の中を黙々と歩く。途中の分かれ道で、若い女性遍路二人とじいさんばあさん遍路が国道55号線を薬王寺のある日和佐に向かって歩いて行った。こちらは、赤いポンチョの兄さんと由岐方面に道をとる。由岐で遅い昼食をとる。雨に濡れて寒いので食堂に入って鍋焼きうどんを注文。店内は若い二人の漁師が悪天候で漁は休みなので昼間から酒を飲んでいた。

 食事を終えすぐの所に今日の宿、橋本屋があった。到着すると先客が、赤いポンチョのお兄さん。せっせと靴の中に新聞紙を入れていた。靴の中に新聞紙を入れ、靴全体を新聞紙で包むのだ、靴を乾かすためで朝になると完全ではないが乾いているのだ。宿は古くさく写真で見たのと大違い。写真で見たのは隣の新しい方で団体さん専用みたい。さしずめ、こちらは歩き遍路か、これも遍路、文句は言わない。

 それどころではなかった。ザックの中が水浸し、納経帳はZIPの袋に入れておいたので助かった。今後は、雨対策を考えポンチョにすることに、赤いポンチョのお兄さんは大丈夫だったらしく、「床屋に行ってきます」と出て行った。こちらは濡れたものを部屋中に広げて大変だった。夕食は、・・・刺身などの海鮮を期待したが・・・はずれ、あまり食も進まなかった。これも遍路、文句は言うな。


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