現状を受け止めて生きる
年齢を重ねるごとに身体のあちらこちらに支障が出て
くるのは仕方のないことだが、人間は素直にそれを受
け入れたくないところがある。
どちらかと云うと「病気のせい」と言われる方が、
楽に思うだろう。「歳のせい」つまり老化は治る可能
性はないからである。
私のように大病の後遺症を抱えている人間としては
神経のダメージは不可逆的で完治することは不可能
だがリハビリを続けることで、ある程度の回復は可能で
それに老化現象が加わると、現状を受け入れて、老化に
よる衰えを少しでも、脳も含め全身のトレーニングで
押さえるしかない。
人間はとかく欲深く、得られるものより失うことの方
が気になるものだが、自らの現状を正面から受け入れ、
毎日生活をしていることに幸せと感じることが大切で
老化など嘆いても意味はない。そんな暇があるなら
自分らしい生活が持続できるよう、トレーニングに励
もうと私は思っている。