歴史と伝統への拘りを持つことは⁉
日本の各地域には昔からの歴史や伝統・文化を現在も住民の
意識の中に染み込まれ、それが誇りとか拘りになって色濃く
出ている地域が多いようだ。私は生まれも育ちも北海道で、
歴史も浅く先祖代々という概念が道民には殆どなく、特に拘
ってることはないと思っている。
代表的なのが、大阪人は東京人を嫌うのは何かの拘りがある
のだろう。実はここ湘南地方も、拘りがあるようで茅ケ崎か
ら南は湘南とは言わないと鎌倉の人は云うらしい。鎌倉の人
は歴史的にも幕府があったところなので、今でも住民の誇り
とプライドは高いようだ。京都人も排他的だと聞くことがあ
り強い拘りと高いプライドがあると言われているようだ。
これらは、我が郷土に誇りを持ち、代々引き継がれてきた伝
統・文化・気性を大切に守り続けていることだと私は思って
いる。しかし、同じ日本人として、行き過ぎた拘りや誇りが
差別に繋がるとしたら、とれも残念なことではある。
地域の歴史や伝統に基づく文化や気性を、現在も継承し続け
ることは大切なことだが、他に地域との相互理解と認め合う
心情を持ってこそ、地域住民の誇りとプライドが生きてくる
のだと私は思っている。