お兄ちゃん日記

2017年9月14日、今日からこのブログでやってみることにします。

人間の地位による権力指向の勘違い

2021-07-09 05:51:47 | 日記

人間の地位による権力指向の勘違い

 

人間は、特に社会人時代は一度その地位の座に着くと

水を得た魚のように、我が物顔で思うがままに権力を

振り翳し自分の権力の及ぶ範囲以上に誇示できると錯

覚しがちである。よほど権力の座り心地が良くて、し

がみついてでも維持しようとするものである。

 

また影響を受ける周囲の人も、表面上は素直に従い機

嫌を取ったりする。どうしても独断的で就いていけな

く言う事を聞かない者は、自ら退職したり解雇される。

自分は「地位=偉い」と勘違いするのである。そして

所謂裸の王様的存在になり自分の勘違いに気付かない。

 

組織は大なり小なり、ピラミット型で構成されているが

それぞれの立場の人間(特にトップ)は、その組織内ま

たは関連する範囲内での権力の指向が許されるのであっ

て当然に常に責任は付き物である。しかし、地位による

権力は、組織内の業務に与えられたもので、一個人に与

えられたものではない。

 

トップになる人間は、組織や集団を纏める能力と決断力

が必要で、その資質のない者が自分が影響範囲以外でも

偉い人物になったと勘違いをする傾向があるようだ。

地位とは単なる肩書であって、個人の能力と人間的魅力

を持ち得た人物と自負するのは、大きな勘違いである。


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