心の運動不足を解消させるためには
「心の運動不足」あまりピンとこない言葉であると思う。
体の運動不足があるように、心にも運動不足があると思っている。
心を動かす機会がないと、どんどん心が運動不足になってしまう。
そうなると、気力が出にくくなったり感情が不安定になったり落ち込みやすくなる。
感性が鈍くなり、察したり、共感したりする力が弱くなる。
心の運動不足がエスカレートすると、無気力・無感情になる可能性もある。
では、心を運動させるには、心が感じて動くこと、すなわち「感動」することだと思う。
人間は、素晴らしいものに触れたとき、強く心が動かされる。
感動すればするほど心を動かすことになるため、心の運動不足も解消されていく。
たとえば、素晴らしい映画を見て、たっぷり涙を流すことも感動。
美術館で素晴らしい芸術作品を鑑賞して、鳥肌が立つことも感動。
ライブコンサートに行って、素晴らしい曲に酔いしれることも感動。
このように心が震える機会を積極的に作っていくことです。
心が震える機会は、自然とやってくるものではなく、自分の意思で作っていくものである。
最近「感動の涙」や「感動の鳥肌」を経験してない人は、心の運動不足になってる可能性がある。
心から感動すると、涙が流れたり鳥肌が立ったりします。
もちろん、涙や鳥肌といった反応がなくても、自分の中で心を動かされた実感があれば十分である。
過度な運動は体を壊すことがあるが、感動はいくらしても心が壊れることはない。
積極的に感動する機会を作って、心の運動不足を解消させることは大切なことだと私は思っている。