「流されないように生きる」とは
よく「流されないように生きる」というフレーズを見聞きする。
なんとなく「流される」は、イメージとしては無気力とか他人任せのようで良い言葉でないのはわかる。
「世の中に流されないように」と「世の中の流れに乗る」は反対の意味のようだが、抽象的でわかりにくい。
世の中は、移りゆく雲のように、刻々と形が変わっていき、新しいものが登場して古いものが消えていく。
今までの常識が現在では非常識に、またその逆もある。
法律や制度の改定、社会情勢や多様性などによって世の中が変化していくのは当然で自然の摂理です。
この程度のことは、ほとんどの成人なら理解してることです。
その流れ行く世の中で、自分の立ち位置と進む方向性を考えて、みんな生きている。
そんな世の中の流れに「どうして?」「ありえない!」「不自然だ!」と叫んで、あえて流れに逆らって生きる人は全くとは言わないがいないだろう。
そんなことをすると流されるどころか飲み込まれてしまうことを知っているからです。
「流されないように生きる」とは現実を直視して自分自身の生きる目標に向かって、気が緩んり、立ち竦んだりしないように生きることだと思うのだが。