「死にたくない」より「生きたい」と考える
長く生きていると、死を連想する瞬間があります。
倒産や失業したとき、大事故や大災害に遭遇したとき、病に倒れたときなど。
こんなとき「死にたくない」と誰もが思うだろう。
しかし、「死にたくない」と考えることは、「死」そのものを考えることです。
例えば「像のような猫を想像しないでください」そう言われると、像のような猫を想像してしまう。
脳は、否定を理解できないので、否定の言葉を聞いても、肯定として受け取ってしまう。
つまり「死にたくない」と思うことは、死を考えることになるのです。
そんなとき、同じそうだが「死にたくない」と考えるのではなく「生きたい」と考えることです。
「生きたい」と思うから、生きることに意識が向きます。
さらに理想的なのは「生きたい」と思うより「長生きしたい」と考えることです。
より具体的な表現になることで、より強いパワーが生まれる。
病院で患者を励ますときも「死なないでくださいね」とは言いませんよね。
「長生きしてくださいね」と話しかけるのがマナーです。
元気が出る言葉です。自分にも「長生きしたい。長生きしよう」と言い聞かせることです。
前向きで活力が漲ってくると思います。