あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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ディレクターのいない稽古

2012-08-24 22:54:45 | 日記
今日の稽古は、ディレクターがお休みでした。
ちょっとがっかりして、まあこれまでの復習を・・・と心を切り替えました。
でも、今日の稽古は思いがけず厳しくて、とてもためになる稽古になりました。
先ずはYMさんから、「長丁場のおはまとの会話の部分で、もう少し動きを加えるように」とのアドバイスがありました。
前回のI先生の指示を頭に入れて演技したつもりだったのですが、動きが小さく目立った改善が無かったようです。
演技は、自分が思っているより何倍も大げさにやる意識が必要ですね。
次に、YTさんから、あまり”泣き“を入れないようにとのアドバイスがありました。
忠太郎は、おはまに裏切られてめげる場面ではあります。
が、その悲しさを押し殺して、強がるところに、かえって忠太郎の悲しみが浮き上がってくるのだと。
このことは、ディレクターにも口をすっぱくして指摘されていたことでしたね。
すみません。
でも、ディレクター以外の人に言われると、更に心に深く響きました。
「荒川堤の場」では、もっと有難い指導がありました。
忠太郎を探しに来た母と妹が去った後、身を隠していた草むらから出た忠太郎の台詞、「俺あ厭だ━厭だ━厭だ━誰が会ってやるものか。」
YMさんの模範演技、忠太郎、ササーと登場、母子の方を遠望し、サッと思いを振り切り、「俺あ厭だ」、二三歩逆方向に移動し、更に「ヤダヤダ!誰が会ってやるものか。」。
舞台中央に回りこみ、「俺あ、こう上下の瞼を・・・━それでいいんだ。」
YMさんがやると、かっこいいです。
更に、ここからMさんのすばらしいアドバイス。
舞台前方へ二三歩移動して「逢いたくなったら」、ここで眼を伏せながら「俺あ」、眼を上げ、客席上方遥か彼方に眼をやり、「眼をつぶろうよ。」(ここが決めの台詞)
私が、必死に真似をして数回演技したら、最後に仲間から拍手が来ましたよ。
ちょっとジ~ンときました。
その後、YTさんから、「しゃべりが遅い。全部、ポツポツと切れていて、まだるっこい。」と厳しい指摘がありました。
滑らかに喋れるようにもっともっと繰り返し、自宅の稽古が必要です。
最後にMさん、「ここの見せ場のシーンは、あなたでなくても、みんなやりたいんだよ。」
そうですよね。
ボクは、望外のしあわせの場に、今、立っているのです。
有難い、けど、ちょっと疲れました。
前回の「末摘む花」でも感じたのですが、ディレクターの居ない稽古も(前回は自主練習が結構ありました)とてもためになることを、改めて感じています。
でも、次回はディレクターに、進歩したところを見てもらいたいです。