「わがババわがママ奮闘記」の台本読みが順調に進んでいます。
昨日は、私の演じる脇坂家の長男「幸一」が再び登場する後半の二幕四場の読み合わせがありました。
幸一の姉の洋子が母タツを引き取り、娘の智美と共に面倒を看ていましたが、タツとその弟の保の不注意でボヤが発生します。
幸い大事には至りませんでしたが、それを聞いて身内の幸一・清子夫婦、妹の君子が洋子の家に駆けつけます。
この場面での「幸一」の演技に幸一の人物像が示されます。
実は、私は、この稽古に臨む前に幸一の人物像を次のようにイメージしていました:
・自分が母の面倒を洋子に押し付けたことを棚に上げて、ボヤを防げなかった洋子の不手際をなじる身勝手な人間。
・芝居としては、「厳しい条件の中でも母を引き取った責任感の強い洋子」と「長男でありながら母の面倒をほかの姉妹に押し付けた身勝手な幸一」という対立軸。
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でも、ディレクターの演出は、全く違いました。
ディレクターが示す幸一の人物像:
・長男でありながら、母の面倒を看られない自分の不甲斐なさを感じている。
・長男であるプライドを持ち、事情が許せば母の面倒を看たいと心から思っている。
・家庭の事情から、自分が母の面倒を看られないジレンマに、ついつい愚痴が出てしまう。
・姉妹に対しても、役割を果たせない自分の無力さを感じて、ちぐはぐな態度になってしまう。
そしてディレクターは言います。
「この場面で、洋子が色々と母の介護に対する自分の考え方を訴える。
その間、幸一はほとんど無言であるが、この場における幸一の姿こそ最も観客に見せたいもの、この場面の幸一をいかに際立たせるかがポイントだ。」と。
ちょっと、私としては何だか恐ろしいことになってきたという感じですね。
昨日は、私の演じる脇坂家の長男「幸一」が再び登場する後半の二幕四場の読み合わせがありました。
幸一の姉の洋子が母タツを引き取り、娘の智美と共に面倒を看ていましたが、タツとその弟の保の不注意でボヤが発生します。
幸い大事には至りませんでしたが、それを聞いて身内の幸一・清子夫婦、妹の君子が洋子の家に駆けつけます。
この場面での「幸一」の演技に幸一の人物像が示されます。
実は、私は、この稽古に臨む前に幸一の人物像を次のようにイメージしていました:
・自分が母の面倒を洋子に押し付けたことを棚に上げて、ボヤを防げなかった洋子の不手際をなじる身勝手な人間。
・芝居としては、「厳しい条件の中でも母を引き取った責任感の強い洋子」と「長男でありながら母の面倒をほかの姉妹に押し付けた身勝手な幸一」という対立軸。
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でも、ディレクターの演出は、全く違いました。
ディレクターが示す幸一の人物像:
・長男でありながら、母の面倒を看られない自分の不甲斐なさを感じている。
・長男であるプライドを持ち、事情が許せば母の面倒を看たいと心から思っている。
・家庭の事情から、自分が母の面倒を看られないジレンマに、ついつい愚痴が出てしまう。
・姉妹に対しても、役割を果たせない自分の無力さを感じて、ちぐはぐな態度になってしまう。
そしてディレクターは言います。
「この場面で、洋子が色々と母の介護に対する自分の考え方を訴える。
その間、幸一はほとんど無言であるが、この場における幸一の姿こそ最も観客に見せたいもの、この場面の幸一をいかに際立たせるかがポイントだ。」と。
ちょっと、私としては何だか恐ろしいことになってきたという感じですね。
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