あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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いよいよ本番

2012-09-08 05:26:26 | 日記
穏やかで涼しい朝です。
いよいよ本番の日を迎えました。
昨日の稽古では、通し稽古1回で即終りになりました。

ディレクターのコメント:
とても良く仕上がっている。
台詞、動きも連続性がでて、芝居の面白さが出ている。
今日は何も駄目だしはしない。このままの気持ちで明日の舞台に臨むのがよいと思う。

五時の本国寺の鐘が聞こえます。
朝日が愛鷹山のなだらかなスロープから今、正に顔を出します。
嬉しいような、名残惜しいような、ちょっと感傷的な気持ちです。
それでは・・・


あとは忠太郎だけ

2012-09-06 05:44:05 | 日記
昨日の稽古でも、ディレクターは忠太郎の所作の指導に多くの時間を割かれました。
忠太郎が、金五郎とその助っ人の鳥羽田を斬り、合羽と三度笠を持って立ち去る場面です。
前回、31日の稽古と同じですが、更に細かい足の運び、合羽や三度笠の扱いなどの指導がありました。
かっこよく見せるためには、本当に多くの技、所作があるのですね。
私は、このような奥深い伝統的な芝居の素晴らしさを感じています。
そして、懇切丁寧に指導してくださるディレクターに感謝。
この日の稽古も、私の忠太郎には先輩方の厳しい声が飛びます。
いつも面倒見てくれるやさしいYさんの一言、「あとは忠太郎だけだ!」は、グサッときました。
その中で、ぽっかりオアシスのようなUさんの声。
「みんな、色々言ってるけど、もう、あなたの忠太郎が出来上がってきているのだから、自分を信じて堂々と演じればいいよ。」
あと、二日ですか。
逃げていく「理想の忠太郎」を追いかけます。

最後の場面の盛り上げ

2012-09-03 20:12:20 | 日記
31日、8月最後の稽古日で、芝居の最後の場面の演出が、変更になりました。
「荒川堤の場」金五郎、鳥羽田を斬り、忠太郎は、刀の血を払い鞘に納め、我に返って、遠く水熊(おっかさんの料理茶屋)の方を見やる。
思わず、数歩身を乗り出して更に、遠くおっかさんのいる方角に思いをはせる。
(右足重心、身を乗り出し、3秒保持)
思い直して、傍らに置いた縞の合羽を纏い、三度笠を被り、笠で顔を隠し、下手に去ろうとする。
(男らしい脚の運びに注意←ビデオ観察結果、以下同)
ふと思い直して、再度、水熊の方を見やる。(舞台中央前方)
(この時の、隠した顔と笠の上げ方、右足重心に気をつけ、決めのポーズ4秒)
思いを振り切るように、うつむく。
(素早く、クリアに)
同時に顔を笠で覆う。(首だけを落とす感じ、肩から屈むと年寄臭く見える。)
くるりと向きを変え、舞台中央後方へ、ゆっくりと歩いて行き、フリーズ。
(歩く姿勢を保ったままがかっこいい)
語りの歌が入り、続いて全員が唄いながら登場、横一列に並ぶ。
歌が終わったら、それまで中央後ろ向きの忠太郎、前に進みポーズをとって、想いを込めて「おっかさ~ん」と叫ぶ。
(胸を張って、かっこよく)
なかなか、いいシーンです。
このように、最後の場面は、随分と私の忠太郎にハイライトが当たる演出となりました。
責任重大です。
本番まであと一週間、緊張します。