妄人妄語 衆議院議員野田聖子さんの選挙公約消去 有権者・国民を愚弄するサイト一時閉鎖に抗議します!「非道」はどっち?

すいませんがコメントはご遠慮いただいてます。選挙公約に関する記事はカテゴリから「野田聖子批判」を選択してください。

恒等式と方程式の違い。未知数について。

2005-01-07 17:04:22 | 数学
ここ数日間恒等式の問題について、考えれば考えるほどややこしくなるような気がしている。
ここでまた遠回りをして以下のようなものについて考えてみたい。

sin2α+cos2α=1  ・・・①

これは公式あるいは定理、もしくは三角関数の定義のようなものであって、あまり恒等式とは教えないように思う。

これはもちろん全てのα(角度)に関してあてはまるのだが、以下のようなものはどうだろう。

sin2α+4sinαーcos2α+1=0  ・・・②

もちろん、これは全てのαについてあてはまるわけではない。②を満たすαを求めるのに①の恒等式を使うというわけである。

②のαは未知数といったりすると思うが、この②が方程式である。

さてもう一度一昨日の恒等式に関するあるテキストの記述を見ていただきたい。

*************************************
(1)(a+b)2=a2+2ab+b2 は常に成り立つ。

この場合には「左辺を計算すると右辺がでてくる」あるいは「式の中の文字a、bにどんな値を与えても、常に成り立つ等式」という意味である。

(2)(x-1)2=ax2+bx+cが常に成り立つ。

この場合には“xについての恒等式”ということばが省略されている。

*************************************

つまりここでは、(2)は恒等式というよりは方程式といえるのではないだろうか。
そして昨日この部分を問題として説く方法を示したが、ここにはもう一つ定理のようなものが必要なはずで、それは以下のようなものである。

(1)ax+b=0が全ての実数に対して成立するための必要十分条件はa=b=0、

(2)ax2+bx+cが全ての実数に対して成立するための必要十分条件はa=b=c=0

というものである。

さて、ここで必要十分条件ということを持ち出したが、私が昨日示したテキストにある問題の解法で気になったのは、必要十分ということを満たしているどうかということで、これはただ単に数字を出せばいいなら、問題はないが、いずれにせよ、まともに考えると少しややこしい話しになるのではないかと感じている。




最新の画像もっと見る