スクールホリデー最終日の朝、いつもより遅めに起きてきた母。先週水曜くらいから寝違えたのか、首が痛いとずっと痛み止めを飲んでいて、週末は痛みは止まったけれど、しんどいと言って部屋にこもっていた。夜中に胸に初めての刺すような痛みを感じて、目が覚め、その後あまり眠れず、朝起きたら、呼吸が苦しくて、部屋から歩いて出てくるのがやっとの様子。慌てて掛かり付けのドクターに電話し、最初は午後と言われたけど、待てないので直ぐに診てもらえる事に。朝の薬だけ飲んでもらい、急いでGPに向かった。
車に乗るまではかろうじて大丈夫だったのに、GPに到着してクリニック内に歩いて行く頃には、もう呼吸困難で一人で歩けない状態に。なんとか入り口まで入って、色んな人に助けてもらって、ベッドに横になったけど、サチュレーションが68しかなくて、ドクターはちらっと診て直ぐ、「救急車呼ぶわね。」と言われ、直ぐに救急車が到着したGPで酸素投与を開始してくれたので、随分苦しそうなのは緩和されたけれど、歩けないままだったので、救急車に備え付けの車いすで搬送用ベッドまでスムーズに移動。
本当はGPに近い病院に行く予定だったけど、入院する事を考えると家の近くが良いので、行き先の病院を変更してもらった。(患者の都合というオプションで変更可能!)救急スタッフは、若い男性と女性のペアで、最初見た時は緊張感なくて、え~こんな軽い感じなの?と思ったけど、この人たちにとてもとても救われた。どちらも日本語を勉強した事がある人だった事もあり、緊張して眉間に皺が寄っていた私に色々、車中、覚えてる日本語で話しかけてくれたり、一杯質問してくれて、テンパっていたのが病院に到着する頃には落ち着き、快適な初めての救急車を体験させてもらった。苦笑
病院でまず救急に到着すると、あっという間に手続きが終わり、ちゃんとした病院のベッドが用意された。普通に自家用車で行った場合と比べると、全然比にならない短時間なので、本当に命に影響する時は、救急車をお勧めする。幸い、サチュレーションはGP→救急車→病院でずっと酸素投与されていたので落ち着いたのだけど、血圧が200超えていてビックリ。ここ数年、薬でちゃんとコントロール出来ていたのに…。まず最初にCovid-19のテストをして、ステロイド投与、移動式でX線を撮って、GPでドクターが最初に疑った通り、肺に水がたまり、菌感染して呼吸困難になったらしい。午後から血液検査、尿検査など引きつづきした後、やっと肺のスペシャリストが来たのが3時前。肺の感染が落ち着くまで数日入院決定。母もやっと立って、近くのトイレまで歩いて行けるように。ほっ。夕方4時、ようやく入院する病室に移動し、ちょっと一息。
お昼過ぎに主人がサンドイッチとコーヒーを届けてくれたのだけど、いつドクターやナースが来て、通訳しなきゃいけないか分からない、全く落ち着かない救急で一人ランチを食べるわけにも行かず、移動するまでひたすら我慢。やっと美味しく頂きました~~~♪
まだ検査結果が出ないから、コロナ対応の部屋らしく、普通のドア以外に、クリーンルームのような小部屋につながるドアがもう一つ。ナース達は基本、そちらから厳重装備をしてやってくる。というか、コロナを警戒して、私がいる間はほぼ部屋に入ってくることがなく、ドアを開けて超短い説明があったのみ。母はオーストラリアでは初めての入院だし、私もこの病院は初めてなので、勝手が全く分からず、どうしていいのかオロオロ…。今日の担当ナースはあまり言いたくないけど、愛想がなく、「食事の制限とかありますか?」と聞くのも、「Diet?」といきなり一言聞くだけの人で、マスク越しで離れているから、聞きづらく、分り辛く。
幸い、普通食だったから直ぐに夕食が運ばれてきて、母上、本日初めての食事がこれ。普段、和食バリバリなので、チキンパルメジャーノはかなりキツク…。私用に主人が多めに差し入れしてくれたサンドイッチが半分残っていたので、交換する事に。
「こんなに一杯食べられへんわ」と言っていたのも最初だけ、「意外に食べれるもんやわ」とペロリ。食欲があるのでほっとしました。これも美味しいサンドイッチを作って、届けてくれた主人のお陰。ありがとー!
子ども達と夕食を済ませ、主人が車で迎えに来てくれたので、そのままGPまで送ってもらって、私の車をピックアップ。長い事、寒い病院で座っていたので体がすっかりこわばってしまって、半日ぶりに家に戻って、やっと一息。明日からは学校も始まるし、病院にも通わないといけないし、しばらく大変だー、頑張らなくてわ~!