数日前、BSで向田邦子作品「風立ぬ」が有り
録画していました。
一昨日、昨日の夜(途中で眠くなり…)
続けて観ました。
女4人家族の昭和14~15年にかけての暮らしの物語です。
向田作品は、底辺にほろ酸っぱくまた少し心がざわつく
物語が多くて…女性に好まれる作品ではないかと。
田中裕子 川西たき乃(長女)
宮沢りえ 川西はつ江(次女)
田畑智子 川西のぶ代(三女)
町田 康 立花京一(海軍中尉)
戸田奈穂 辻川とよ子(女給)
串田和美 辻川松乃助(とよ子の父・元絵描き)
米倉斎加年 久保寺三治(亡父の友人)
四谷シモン 佐島医師
小林 薫 土屋俊吉(たき乃の夫)
加藤治子 川西里子(三姉妹の母)
が出演してます…と書けば、
何となく見たくなるような…そして内容も何となく解る気がしませんか?!
冒頭のナレーションが
「あのころのことを思い出すと胸が痛くなります。
庭の枝折戸の軋む音や、焚き火の匂いを想っただけで、溜息が出ます。
よくみんなで話したものですが、私達のあの家には、いつも風が吹いていました。
花の匂いのする温かい春の風や、 額が千切れそうな木枯らしや--中でも秋風の中には、
いろんな匂いに交じって、うっすらと女の匂いが漂っていたように思われて なりません。
女ばかり、四人家族でした。」
う~~ん、うっとりする表現です。
中身は…良かったです。
ザワザワ…ザワザワ…心が静かに波立つような感じでした。
毎日では、とても心が疲れますが
1年に1回位なら、こういった作品をゆっくり録画で見たいものです。
また、向田作品が再放送されると良いのですが…。
そうそう、何時も大根を切っていたり、
庖丁を研いでいたりすると決まって
向田作品の「大根の月」を思い出します。
向田作品は、この様に人の心に静かに残る何かがある感じです。
「本」は人の心を豊かにするものなのですね~。
それが小説でない、例えば「海運」の専門書であっても
遙か昔の北前船などに思いを巡らせるに十分ですし
宮沢賢治を読めば、イギリス海岸を歩きたくなる。
ぼた雪を見れば、妹とし子の死の床を思い出す…
「あめゆじゅ とてきてけんじゃ・・・」と。
朝、雨が少し降ると…「朝雨は 女の腕まくり」の本を思い出しますし
「お金が欲しいなぁ~」なんてポッと考えると
「サルの手」を思い出し、「いらない、いらない」と頭を振る。
「本」は全く持って「想像心」を鍛え上げ
「妄想」の世界にまで連れて行ってしまうほど…
「本」を読む! 素敵な事です。

さて、ツツジが咲き始めました。

種から育てた「フェリシア」も咲きだしました。

今日はぐっと暖かくなって、テントウムシもお出ましです。
明後日、また超大型の低気圧が来るとか…。
明日の内に買出しして、飛ばされるものが無いよう周りを整理整頓しておかなきゃ!です。
***********************
天気 : 晴れ/曇
気温 : 12~21℃
録画していました。
一昨日、昨日の夜(途中で眠くなり…)
続けて観ました。
女4人家族の昭和14~15年にかけての暮らしの物語です。
向田作品は、底辺にほろ酸っぱくまた少し心がざわつく
物語が多くて…女性に好まれる作品ではないかと。
田中裕子 川西たき乃(長女)
宮沢りえ 川西はつ江(次女)
田畑智子 川西のぶ代(三女)
町田 康 立花京一(海軍中尉)
戸田奈穂 辻川とよ子(女給)
串田和美 辻川松乃助(とよ子の父・元絵描き)
米倉斎加年 久保寺三治(亡父の友人)
四谷シモン 佐島医師
小林 薫 土屋俊吉(たき乃の夫)
加藤治子 川西里子(三姉妹の母)
が出演してます…と書けば、
何となく見たくなるような…そして内容も何となく解る気がしませんか?!
冒頭のナレーションが
「あのころのことを思い出すと胸が痛くなります。
庭の枝折戸の軋む音や、焚き火の匂いを想っただけで、溜息が出ます。
よくみんなで話したものですが、私達のあの家には、いつも風が吹いていました。
花の匂いのする温かい春の風や、 額が千切れそうな木枯らしや--中でも秋風の中には、
いろんな匂いに交じって、うっすらと女の匂いが漂っていたように思われて なりません。
女ばかり、四人家族でした。」
う~~ん、うっとりする表現です。
中身は…良かったです。
ザワザワ…ザワザワ…心が静かに波立つような感じでした。
毎日では、とても心が疲れますが
1年に1回位なら、こういった作品をゆっくり録画で見たいものです。
また、向田作品が再放送されると良いのですが…。
そうそう、何時も大根を切っていたり、
庖丁を研いでいたりすると決まって
向田作品の「大根の月」を思い出します。
向田作品は、この様に人の心に静かに残る何かがある感じです。
「本」は人の心を豊かにするものなのですね~。
それが小説でない、例えば「海運」の専門書であっても
遙か昔の北前船などに思いを巡らせるに十分ですし
宮沢賢治を読めば、イギリス海岸を歩きたくなる。
ぼた雪を見れば、妹とし子の死の床を思い出す…
「あめゆじゅ とてきてけんじゃ・・・」と。
朝、雨が少し降ると…「朝雨は 女の腕まくり」の本を思い出しますし
「お金が欲しいなぁ~」なんてポッと考えると
「サルの手」を思い出し、「いらない、いらない」と頭を振る。
「本」は全く持って「想像心」を鍛え上げ
「妄想」の世界にまで連れて行ってしまうほど…
「本」を読む! 素敵な事です。

さて、ツツジが咲き始めました。

種から育てた「フェリシア」も咲きだしました。

今日はぐっと暖かくなって、テントウムシもお出ましです。
明後日、また超大型の低気圧が来るとか…。
明日の内に買出しして、飛ばされるものが無いよう周りを整理整頓しておかなきゃ!です。
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天気 : 晴れ/曇
気温 : 12~21℃