前ページでは、手が遅いから料理が大変、という文脈で語らせていただきました。
すると当然、「じゃあ、時間がたっぷりあれば料理できるのか?」という疑問が生じるわけですが・・・。
答え。「できません」
なんともトホホな答えで・・・(涙)。
お料理、残念ながら苦手です・・・だって、うまくできないから。
手順にしろ、所要時間にしろ、味にしろ、イメージ通りにできることってほとんどありません。
しかし、女性である以上「料理がヘタ」というのは、あれですね・・・男性でありながら「運転がヘタ」と語るに似たものがありますね。
できて当然、と思われている、できることが大前提になっている、という意味で。
まして、母親ともなれば・・・まさに、できて当たり前。
できなきゃ、母失格。
世間で思い浮かべる「すてきなママ」の代表格は、やっぱり「料理上手でいつもにこにこ元気なママ」じゃないでしょうか。
ほら、CMにしょっちゅう出てくるみたいな・・・(食品のCMが多いせいかもしれないけど)。
でも・・・。
「料理上手」というのは、「料理が好きで何度もやっているうちに、経験値があがってうまくなった人」がほとんどなわけで。
その「料理が好き」の部分は「スポーツが好き」とか「読書が好き」となんら変わりないんじゃないかと思うんです。
要するに、趣味の問題。
趣味なんだから、それを好きじゃない人がいたって、別におかしくないですよね。
私の例でいいますと、私は小さい頃から「食べる」こと自体にあんまり興味がない子でした。
食べるよりも、本を読んだり眠ったりするほうがよっぽど好き。
そういう趣味だったんです。
なので、当然のことながら、作ることにも興味なし。
実家暮らしだったので、どうしても作らなきゃならない必然性もなし。
で、ろくに作ったこともないまま、ご結婚。
新婚旅行から帰ったその日から、夜の献立に悩む。
しかも、半年後にご懐妊。つわりで料理どころではない。
・・・・・修行期間、短すぎです。
ダンナさんと二人だけの時だって、いっぱいいっぱいだったのに、赤子の面倒を見つつ手早くごはんを作るだなんて・・・。
本当に、お料理が趣味の人が、心からうらやましい私です。
だって、料理みたいに毎日(外食や店屋物もありだけど、基本的には毎日)やらなきゃいけない作業って、ほかにないですよね?
ほかの家事・・・掃除だって洗濯だって、たとえば一週間しなかったところで、命に別状ありません。
ダンナさんのひんしゅくをかうだけです。
ところが、料理は・・・大人だけならまだしも、幼児相手に外食、出来合いばっかりってわけにはいかない。
育ち盛りの小さな子どもを、栄養失調にするか否かは、すべて母親の食事の采配にかかっているわけで。
もちろん、ダンナさんをメタボにするか否かの采配も。
しかも。子どもも大人も、家族みんなが喜んでくれる家事って、料理だけだと思いませんか?。
掃除や洗濯をいくらがんばってみたところで、子どもはふつう喜びません。
むしろ、嫌がるというか。
そんなことしてないで、いっしょに遊んでよ~って。
ダンナさんだって、いっぱいシーツを洗ったからって、大喜びしたり感動したりはふつうはしない。人間、汚いところは目についても、きれいなところには案外目がいかないものだ(笑)。
やっぱり、ダイレクトに笑顔になって、ほめてもらえることといえば、お料理しかないでしょう。
ああ、そういう趣味がよかったなあ・・・。
しょーもない内容ですが、続きます
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