前ページでは、「料理が苦手。だってうまくできないから」 などと語らせていただきました。
するともちろん、こういう意見も出てきますよね。
「私は自分が料理上手だとは思わない。だけど、特に苦手だとも思っていない。
だって、いいかげんにテキトーにやってても、なんとかなるものだから」
・・・なんて思った、そこの奥さま(また)。
あなたは立派な料理上手です!
料理上手って言い方とは、ちょっとずれてるかもしれませんが・・・。
でもそういう人は、少なくとも食卓のイメージがちゃんとできているんですよね。
たとえ冷凍食品をチンして、買ってきたお漬物を並べるだけのおかずだとしても、それがテーブルにのっている図を、ちゃんとイメージできるんじゃないでしょうか。
だから、配膳したときに 「こんなはずじゃなかったのに・・・」なんて落ち込まないですむ。
予想通りの出来栄えだから。
ところが私の場合、イメージとのギャップが激しくて。
ていうか、イメージそのものができていないことも多いんです。
個々のお皿については想像できても、全体像が見えていないというか、見えているものが間違っているというか・・・。
そもそも、本日の献立が直前まで決まらないことが実に多い。
直前どころか、作っている最中でさえ「やっぱりこれはやめて、こっちにしよう」とか。
心が決まっていないのに、手早く作れるわけないですね。
献立。
毎日毎日、必ず変えなきゃいけないもの。
食べたいものや、使い切らなきゃいけない食材があるときはラクなんです。
でも、なんにも思い浮かばないときに、どうすればいいのか。
そういうときに、思わず頼る、某クックパッド。
すると、あら不思議。見入ってるうちに、30分くらいかんたんに時間が吹っ飛びます。
作る時間がなくなるじゃん~。
まあ、決めるのが大変な原因については、我が家の家族構成とか嗜好も、関係してるとは思うんですけどね・・・。
うちは五人家族で、私の母、ダンナさん(マスオさんになってくれてます)、冬坊6歳と夏坊3歳、プラス私という構成です。
この五人の好きなものがみんな違う。
冬坊は肉しか食べない。夏坊は魚しか食べない。
母は固いものが食べられない。ダンナさんは、それなりの量と食べ応えがほしい。
私は私で、けっこう好き嫌いがあったりして・・・。
ところで。
これを書くに当たって、ひとつこだわっていることがあるんですが、お気づきでしょうか?
苦手苦手と言ってはいますが、嫌い、という言葉は使っていないんです。
嫌い・・・ではないと思うんですよね、お料理。
学生時代はたしかにまったく興味なかったんですが、社会人になってから徐々に目覚め始めて、今は興味だけはすごくあるんです。
お料理番組は大好きだし、レシピもせっせと書き写したりするし。
今度こんなの作ろうかなあ・・・なんて考えて、うっとりしたりして(今度=来年)。
本だって何冊か持ってて、よく眺めてます。
持っているレシピ本。
「YOMEカフェレシピ」 「てんきち母ちゃんちの毎日ごはん」
どちらも今や、有名ですね。
著者のお子さんの年齢が2歳から小学生までで、それぞれの家庭の様子までよくわかり、すごく親近感が持てました。
と同時に、幼児がいてもこんなにいろいろ作れるんだ!とびっくり。尊敬。
たとえばYOMEちゃんは、料理だけでなくお裁縫も得意。
娘さんの帽子を毎年手作り、なんて、さりげなく書いてある。
てんきち母ちゃんは、毎晩違うテーブルクロスを使い盛りつけもきれいに、なんて書いてある。三人もお子さんがいるのに。
そして、毎日毎日おいしい食卓をブログに掲載・・・。
すごい!
私にとっては、もはや神業。ゴッドハンド。
旦那様がうらやましい。
できれば私も、そんな嫁がほしかった・・・。
ということで。
3回も続けてきたというのに、このテーマ、結論もオチもないまま終わるのでした。
おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
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