偏食の話題にひきつづき、今回は子どもたちに人気の食べ物のお話です。
まず、確実に好きな食べ物が数種類しかないという、お困り坊やの夏坊から。
彼の好きなものは、ごはん。
なんといっても、ごはん。
おかずを食べない分、量だけはお兄ちゃんの冬坊よりも多いかも。おかげで体形も、きゃしゃなお兄ちゃんにくらべて、どすこい型に・・・。
ある時、残ったごはんを炊飯器からどんぶりにとって、キッチンにおいてたんですね。
するといつのまにか、夏坊(2歳)がそれをかかえてリビングへ。
床にぺたんと座りこみ、なんとおしゃもじにて、どんぶりめしをかっこんでいました。
ご、豪傑・・・。
それから、お魚。
焼き魚、煮魚、みそ漬け、なんでもOKで、「さかな、さかな」と連呼。
別に魚ばっかり出して育てたわけじゃないのに、なんでこんなことになったんだか、本当に不思議。
まあ、身体にいいから結構なことなんですが、兄の冬坊は、魚、ほとんど食べません。
ふたりの身体の組成が変わってしまうんじゃないかって、ちょっと不安です。
肉ばっかり食べて育った子と、魚ばっかり食べて育った子・・・兄弟なのに、あんまり違っちゃうのも、なんか嫌だなあ。
もし、その手のことを調べている研究機関なんかがあったら、うちのふたりをサンプリングにいかがでしょうか。何かわかるかもしれないですよ~(笑)。
で、こんな夏坊の、幼稚園のお弁当はといいますと。
お弁当と給食が二日づつ(水曜は早帰り日)の幼稚園なのですが、彼のお弁当は、初回から、ふりかけごはん。
だけ!でした。
その翌日は、しゃけフレークかけごはん。
だけ!でした。
・・・・・超シンプル。
ふたを開けた先生も、あまりの殺風景さに、さぞや驚かれたことでしょう。
どう思われたっていいの、これしか食べないんだもん・・・。
このへんが、二人目育児の気楽なところといいますか、ずーずーしいところといいますか。
一人目の時には、見た目を気にして少しは苦労したものですが、この態度の差といったら。
で、そんなシンプル弁当を、夏坊が残さず食べてきたので、
「えらいねー! 全部食べてきたんだ」とほめてあげたところ、
「うん! だって、ぼくのだいすきなものばっかりはいってるんだもん」
元気に答えた夏坊。
あのね・・・しゃけとごはんしか、はいってないんですけど・・・。
魚といえば(話はちょっと飛びますが)、最近の小学校の給食って、魚料理が多いんですね。
はじめて献立表を見たときは、びっくりしました。
「さばの味噌煮」「あじの南蛮漬け」「ししゃものパリパリ揚げ」などなど・・・。
し、しぶい! 生活習慣病の予防食みたい。
家で出したら子どもの怒りを買いそうなメニューですが、給食だと文句を言わないし、少しは箸もつけるらしい。
ウィンナーとかハンバーグといった、ふだん家で安易に与えられているような食べ物は、めったに出てきません。
意地でもそういうものを出さないという、栄養士さんの心意気が伝わってきて、頼もしい限りです。
続きます