komaの こまごまひとりごと

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お好みは文明開化の味(子どもの好物 2)

2013年05月08日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

離乳食のころはなんでも食べていたのに、いつのまに好き嫌いが多くなったんだろうって不思議になること、ありますよね。

 思えば、お魚だって、離乳食の時期から3歳くらいまでは、嫌がらずに食べていた冬坊。
 甘い煮つけなんかはお気に入りだったし、切干大根の煮物とか、さといもの煮っころがしとか、わかめと豆腐のお味噌汁とか・・・。
 子どもって和食が好きなんだなー、と思ったものです。

 それがウインナー、から揚げ、ハンバーグのおいしさにめざめた今となっては、そういうものにまるで興味がなくなっちゃって。
 なんで、お豆腐が嫌いになったの?? あんなに喜んで食べていたのに。

 ファミリーレストランのお子さまランチを嬉しそうに食べてくれるようになったので、今は、外出時にとっても助かってます。
 でも、なーんか、ふに落ちないような気も。
 文明開化の味を一度知ってしまうと、もう、もとには戻れないのかしら・・・。


 離乳食といえば。
 
 冬坊が生まれてはじめて口にした離乳食は、いただき物の夕張メロンでした。
 スプーンでごっくんしてくれて、うれしかったなあ。

 そんな冬坊は、もちろん、くだものならなんでも大好き。
 うちの子はくだものをいっさい食べない、バナナすら食べないというママさんの話を聞いたときは、信じられないと思ったものです。
 そんなことがあるわけないじゃない。幼児ならみんな、くだもの大好きに決まっているわ!
 ・・・・・決まってませんでした。
 我が子で確認しましたよ、夏坊くん・・・。


 おやつの話も少し。

 お菓子の好みも非常に激しい夏坊ですが(幼児ならお菓子大好きに決まっているわ、という思い込みもくつがえされた)、目のないお菓子があるんです。
 それは、カステラ。
 兄弟そろって、もうラブラブ。
 あれ? カステラって、もしかして文明開化の味?(笑)


 実はカステラ、私には長らく病人食のイメージがありまして・・・お見舞いに持っていくものの定番、みたいな。
 パウンドケーキを買うことはあっても、カステラを買うことなんて、まずなかったし。
 今の時代に誰が買うの?とすら思っていた私。
 それが、子どもたちがあまりにおいしそうに食べるので、ひとくち試してみたところ・・・あら、あっさりしていて、上品なお味。いくらでも食べられそう。
 偏見持ってて、すみません。カステラ、おいしかったです。
 でも案外高価なため、大人の口にはほとんど入りません・・・。


 それから、兄弟そろって大受けなのが、ボーロ。
 といっても、ちっちゃくて丸くて乾いたボーロじゃなくて、文明堂のかすてらボーロ。
 いきなり固有名詞ですが、ほかのお店のを知らないので・・・。
 パッケージによると、秘伝の製法で作られたお菓子なんだそうな(笑)
 
 あとは、瓦せんべい。
 これまた、今の時代に誰が・・・と思っていた品なんですが、かみしめるとなかなか味わい深い。
 このふたつ、材料はカステラと同じみたいですね。
 油っこくなくて栄養ありそうだから、ちょくちょく我が家に登場します。

 
 それにしても。
 おなかをすかせた子どもが、好きなものをほおばっている姿って、びっくりするくらいかわいいですよね。

 びっくり、という言い方はヘンかもしれないけど、私は一人っ子だし、幼児と接する機会なんてほとんどなかったので・・・。
 なかなか感動的な発見でした。
 子どもって、なんておいしそうに食べるんだろう。一心不乱に食べるんだろうって・・・ほんと、見とれてしまうくらい。


 そんな時に思い出さずにはいられないのが、戦後の闇市ですね! (え? ふつう思い出さない?) 
 食糧がない時代って親はつらかっただろうな~、などと、独身時代は想像もしなかったようなことを、思うようになりました。
 子どもを食べさせるためなら闇市にも行くだろうし、もしかしたら盗みだって平気でしちゃうようになるのかも・・・なんて。

 そこまで考えるなら、かわいい子どもたちのために料理を作ることなんか、朝飯前じゃない?
 料理ができないとか言ってる場合じゃないと思うけど??

 そんなつっこみを、自ら入れたくなりますが・・・。
 それとこれとがなぜか連動してくれないのが、お困りママの困ったところなんですよね・・・。


 

       

              ちょこっと続きます    

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