komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

どうしてこんなに困らせるの?(母の不機嫌 1)

2013年05月17日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 「どうして?」って疑問を持ちながら、育児をするのはつらい。

 どうして泣くの? どうして泣きやまないの? 
 何がほしいの? 何をどうしてほしいの? どうして?


 性格的に、そういうことをあまり気にしないという方も、たくさんいらっしゃると思います。
 でも、私みたいに心配性かつ分析型の人間には、理由のわからないもの、理不尽な(と大人には思える)ものと向き合い続けること自体が、時々とてもストレスになる気がします。

 うちのダンナさんは正反対で、現状を受け入れて「子どもには理由なんてないよ」とあっさり言えるタイプ。
 まったくもって、うらやましい限りです。そんなふうに言えたら楽だろうなあ。
 とはいえ、「少しは原因究明してよ。何か理由があるかもしれないでしょ!」という、妻の八つ当たり的怒りを買うこともしばしばですが・・・。


 前々回の実録
 実はあの日だけではなくて、前後合わせて六日連続で、号泣騒ぎがおきてたんですね。
 あの時は、まさに「どうして?」のオンパレードでした。

 泣かないまでも、すぐにご機嫌ななめになるし、普通に言えば済むようなことでもキーキーうるさく訴えてくるし。
 思い当たるところも全然なくて、もうこっちまで涙が出そうだった。


 実際、トイレに閉じこもった時は、中で泣いてました。
 子どもをトイレに閉じ込めたりすると虐待っぽいから、自分がこもった方がましかな、と思ったんですが・・・。
 冬坊が「あけてあけて~!」と叫ぶ声。
 うちのトイレは通りに近い場所にあるから、きっと外まで筒抜けだったにちがいない。  
 虐待と思われても不思議はなかったかも。

 それにしても、トイレに籠城して泣く母って・・・。
 情けないったらありゃしない話ですよね。


 あれは夕方から夜にかけての騒動でしたが、その時間帯は私にとって本当に鬼門で、今でも時々失敗してしまいます。

 というのも、子どもって夕方になると、昼間よりご機嫌が悪くなりやすいですよね。
 乳児の夕方泣きは有名ですが、もっと大きくなってからも。
 特にお昼寝をしていないと、一日の疲れがどっと出てきて、眠いし、おなかはすくし、遊ぶのもあきちゃったし・・・で、必然的に、ママにくっついてベタベタベタ。

 ところがまずいことに、大人の方も、事情は同じだったりするんです。
 疲れが出るし、眠いし、おなかはすくし、子どもと遊ぶのもあきちゃったし、でも夕食を作らなきゃいけないし・・・で、必然的にイライライラ。

 冬坊は特に、眠いイコール不機嫌がはっきりしていたので、夕方こそ時間をとって、ちゃんと相手をしてあげる必要がありました。
 そうすれば、お互いもっと楽しかったはず。
 でも、それをするためには夕食の準備を済ませておかなきゃならない。
 でも、私にはそれができない。
 だって、料理が・・・(以下、さんざん書かせていただいたので自粛)。


 私にとって、料理の問題と不機嫌の問題は、同じ悩みの両局面でした。
 うまくいかないまま、険悪なムードで食卓についたことも、1度や2度じゃありません。こんなことだから偏食になるんだって落ち込んだことも、しょっちゅう。


 冬坊が5歳7カ月の頃のこと。
 例によって険悪な中で食事を始めた冬坊。
 ウィンナーばっかり食べてほかのものに見向きもしないため、思わずとげとげしく注意する母。
 「ほかのおかずも食べなさい。栄養あるんだから!」
 こちらを見た冬坊は、泣きそうな顔で小さく言いました。
 「ぼく、これ好きなのよ。おいしいの」
 リスみたいに、ほっぺいっぱいウィンナーをほおばったままで。

 ・・・・・はっとしました。
 今のは、本当ならにこにこしながら言うべき言葉じゃないの?
 それなのに、私ときたら。
 食事中にまで、子どもを追いつめるなんて・・・。


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