雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

就活を難しくしているもの

2013-04-26 06:03:46 | 日記
この時期、マスコミは就活を取り上げることが多くなります。
大手企業の人気ランキングや、有名大学もいろんなランキングに名前を連ね、学生たちは振り回されます。

当然、親も口出しします。

テレビでは何十社も落とされたという学生が焦る様子が映し出され、大学の就職課が指導に追われています。あちこちで就職指導セミナーのようなものが開催されています。

なぜ、そんなに就職が難しくなっているのでしょうか。少子化で人材が不足しているという話もあるのに、将来女性にももっと働いてもらわなければならないといっているのに。

地方の小さい企業では慢性的に人材不足です。地方の中小企業を知るのは基本、地元の住民です。地元に若者がいないので情報発信が出来ていないということもありますよね

あたりまえてすが、優秀な人材に内定は集中します。何十社受けても内定でない人もいれば、何社も内定もらって悩んでる人もいます。

そういうアンバランスも想定の範囲内です。

船に例えると安定した大きな船に乗るか小さな船にのるか、ということでしょう。

大きな船はかなりの嵐にも耐え、小さな波などで揺れることはありません。
ただ、舵取りを間違うと容易に方向転換はできません。
小さな船は、小さな波にも大きく揺れます。舵取りが重要です。不安定ですが、その分一人一人が真剣に会社と向き合うことができるのではないでしょうか。

そもそも大きな船に安定を求める船員ばかりを乗せたら沈没してしまいます。

小さい船が遅いとは限らないんです。

社会全体が就職難を煽るのはやめませんか。