雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

地域づくりは誰がやるか。

2017-02-02 07:47:04 | 日記
 今、私の住む地域でも地域づくりプラン策定に向けて地域の若い世代を中心に何度も何度も集まっています。いろいろ話し合ってプランづくりも終盤に差し掛かっていますが、やっとのところまで来て、少し違和感を感じてしまっています。私はその中の一つ、直売所と農産物を使った加工所の再利用についてのプロジェクトに携わっているのですが、今、実際に誰がその施設を動かすのか、運営していくのかが課題となっています。会議で、自分たちがおじいちゃんおばあちゃんになったら、畑で野菜を作って出荷する…程度の気持ちなんです。

 実際、いざという場面になってくると

 で、ところで今年から動けるの?

 だれが?

 いや~、私は責任のある立場は無理だわ~、口々にこんな声。毎日加工所に行くのは無理、たまになら、など消極的な意見が多くなってきました。

 地域づくりプランにもそんな空気が漂っています。若い世代はまだ働いていてそういうことに携われない、高齢者はもうそんなことどうでもいい、

 では、誰がこの地域を引っ張っていくのか、

 う~ん、なかなか難しい局面になってきました。

 しかも、この中山間という地域に住みながら働きざかりの現役世代は、農業の経験がほとんどないということもわかりました。田んぼは手伝いでの経験はあるようですが、畑で野菜を育てたことがありという人がほとんどいないということにちょっとショックを受けてしまいました。

 畑はおばあちゃんが隠居仕事でやるイメージが強いみたいです。これ、もしかして、都会の人より農業に対するイメージ悪いかも…。

 そんなで、私は覚悟を決めつつあります。

 この地で新しい農業の風を吹かすために動こうと。

 もう一度、ファームの活動をしっかりやろうと。

 
 今、次のイベントに向けて準備中です。

 農家の冬仕事です。