雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

キャンドルロード~移住定住・新しい価値観~

2017-02-12 07:38:14 | 日記
 昨日のキャンドルロードイベントと同時開催された匠の里クラフトフェアでは、この春から移住してくる若い2世帯を中心に、地域住民が協力して行う初のイベントとなりました。

 多くの人がその生活のしずらさから、去って行く地域に、新たに都会から移住してくる若い人たち。その若い人たちの誘いでさらに移住定住の輪が広がることに期待してもいいのか、受け入れの私は、なぜか緊張してしまいます。いい所だよ~と呼び掛けてちっともいい所でないと言われたらどうしようとか、そうだから、自分の住む地域をもっと良いところにして自信をもって呼びかけないととも思うのですが。

 
 誰も、住まなくなった古民家。今回、2組の人たちによって再び蘇ります。昨日のイベントでは、その古民家を見たいという人もたくさん訪れました。

 そして、地域の人たちも若い人たちの移住に期待しているということも感じました。半世紀前、この地域の若者は、愛知県などに集団就職していました。
 今回、愛知県から移住してくるということで、また、人が帰ってくるという何か不思議な縁を感じます。

 昔は、田舎には夢も希望もなく、貧困から抜け出すために若者は都会へ向かいました。でも、今は、都会の息苦しさ、生きづらさから脱出したい若者が潜在的にいるのではないかと感じています。彼らと話していると意外と軽く移住を考えている人もいました。

 地方から都会へという流れが変わり始めているということを実感しました。都会から地方へというと都落ちと考えている世代はもう古く、今どきの若者は地方や田舎に新しい風を吹かせたいと思っているようにも感じました。特にクリエイターみたいな仕事は田舎にはまだあまりないので、都会では溢れていたも田舎では需要があるかもしれないのです。

 若い人が新しい田舎で新しい価値観を生み出してくれることに、やはり期待したいです。