【猫マンガ】小さい秋見つけた









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秋の虫

 今週のはじめあたりに、すっかり空気が入れ替わってしまったようである。日はまだ暑くても、からっと乾いているから肌もさらさらしている。木陰に入ると爽やかな風が木の葉を揺らして、木漏れ日がちらちらする。いよいよ、秋めいてきたなと思う。
 山裾の公園へ出かけて行ったら、背の高い木々のあいだに見える空が秋の青さであった。空気が澄んで、向こうの比叡山が明るくそびえている。
 しばらく、過ごしやすい気候が続くのだろうが、季節の変わり目というのは、春も秋も、鼻や喉の調子が悪くなる。しばらく猫に触れなかったあとに猫と遊んだときのように、入れ替わった先の空気に体がすぐに順応できないのかもしれない。聞けば父がそうであって、どうやらこれは猫おやじの体質らしい。
 昨日から、窓の外で秋の虫の鳴くのが聞こえる。控えめな、小さな透き通った声で、りい、りい、と鳴いている。なんという虫かわからないけれど、どこから飛んできたのか、草むらのある裏庭ではなくて、おもてのどこかで鳴いている。そんなところでいくら鳴いてもつれあいは見つからないだろうから、教えてあげたいけれどそれも叶わず、何となく気の毒な感じがする。

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