望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラの話のつづきのオマケ、の続き?

2009-03-14 14:47:31 | 舞台・ウラ話
急にキャストが降板せざるを得なくなった場合、
方法の①が「代役を立てる」という方法。

で、ついでに私の代役騒ぎを聞いてください、
というのが、昨日の話でした。

       

「3日後からツアーなんですけど、急にお母さん役が倒れて、
とても旅には連れて行けないんですぅ。
ミュージカルだけど、歌はコーラスばかりだし、
芝居ができればいいんですぅ。
望子さん、なんっとかならないでしょうかぁ?」

と、若い友人から泣きそうな声で電話がありました。

「えー? 3日後? そりゃあ誰もいないでしょ~」
「そうなんですよ。でも若手でできる役じゃないし、
 もう今、主宰も真っ青になってますぅ」
「でしょうねぇ」

「望子さーーん。

 ・・・1週間だけのツアーなんですよーー。
 ・・・空いてませんかーー? 

「う・・・ん。空いてはいるけど・・・」

「えっ? 空いてます?
 ああっ、天の助けだーーーーっ

「ちょっ、ちょっと!
 まだ、あの・・・、
 ・・・
  ・・・



 ・・・わかった。お手伝いしましょ」

「うわぁーーーーーー
 ありがとうございますーーーー。
 このご恩は一生忘れません!

「いやまあ、どうなるかわからないけど」


「で・・・、

 今から稽古場に来れますか?
 かなりいろいろあるので、
 1時間でも早い方がいいと思います」



・・・え???

な、なによ?
そのケロッとした変わり方?

今しがた、一生忘れないって言った割に、
けっこう怖いこと言ってくれるじゃないの


まぁ、そうはいっても、
兎にも角にも行くしかありません。

バタバタと用意をして稽古場に行き、
スタジオに1歩足を踏み入れました。

・・・と・・・、

「あーーーっ、望子さんっ

のひと声と共に、
キャストもスタッフも、そこにいた全員が、

どどどどどーーっ 
と、私に走りよってくれるではありませんか 

そして、口々に、
「ありがとう!」「助かります!」と、
感謝感謝のメッセージ

 
ええっ? 
ちょっとぉ~、なんか、私、救世主?
そんなぁ、あらぁ、まあ~。
うふ、やっぱり受けてよかったかも。


・・・しかし、
この後からが、地獄のスタートでした・・・。

すみませーん!
もう1日、続けます!
コメント (2)
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