この前、たまたま、
京都の呉服屋さんとお話する機会がありました。
「私なんか荒っぽいから、いい着物を着ると破きそうで」
「いいえぇ。大丈夫どす。
着物の糸は、そんな丈夫に作ってまへんから」
「?????」
おかしいと思いますよね?
この言葉。
普通なら、
「糸は丈夫に作ってあるから、破れない」
ってコトでしょ?
それが、
「糸は丈夫に作ってないから、大丈夫」
って発言なのです。
よっぽど、私が怪訝な顔をしたんでしょうね。
「ははは。おかしおすか?
(ヘンですか?の意)
わかりにくいので、これ以降は標準語で書きますと・・・。
着物の糸は、わざわざ弱くなってるんです。
袖を引っ掛けたりしたとき、
糸が丈夫だったら、どうなると思います?
布の方が破れてしまうでしょ。
糸が弱ければ、糸が先に切れるから、
布は無傷のまま。
これなら、何度でも縫い直せば使えます。
着物をいつまででも使えるように、
糸はわざと布より弱いものを使ってるんです。
おおっ!
目からウロコでありました
そういえば、稽古などで使う着物も、
袖はすぐ取れるけど(取るなよ!)
布には傷みはありません。
先人の知恵
ちょっとイイ話
京都の呉服屋さんとお話する機会がありました。
「私なんか荒っぽいから、いい着物を着ると破きそうで」
「いいえぇ。大丈夫どす。
着物の糸は、そんな丈夫に作ってまへんから」
「?????」
おかしいと思いますよね?
この言葉。
普通なら、
「糸は丈夫に作ってあるから、破れない」
ってコトでしょ?
それが、
「糸は丈夫に作ってないから、大丈夫」
って発言なのです。
よっぽど、私が怪訝な顔をしたんでしょうね。
「ははは。おかしおすか?
(ヘンですか?の意)
わかりにくいので、これ以降は標準語で書きますと・・・。
着物の糸は、わざわざ弱くなってるんです。
袖を引っ掛けたりしたとき、
糸が丈夫だったら、どうなると思います?
布の方が破れてしまうでしょ。
糸が弱ければ、糸が先に切れるから、
布は無傷のまま。
これなら、何度でも縫い直せば使えます。
着物をいつまででも使えるように、
糸はわざと布より弱いものを使ってるんです。
おおっ!
目からウロコでありました

そういえば、稽古などで使う着物も、
袖はすぐ取れるけど(取るなよ!)
布には傷みはありません。
先人の知恵

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