舞台での立ち位置というのは決まっています。
演出家が最も効果的と思う場所に決めて、
照明さんがそこに明かりをプランニングします。
だからどんなに走り回って、
グジャグジャになっているように見えても、
ちゃんと自分の位置に立っているんですね。
なのに、このとき、
楽屋のモニターを見ると、
なぜか1人、
まるっきり違う場所にいる人間が・・・。
「どうしたんだろう?」
と話しているうちに、
お話は進んで、
その人はドアを開けて出て行きました。
と、もう1人が、
さささっとドアに近寄るではありませんか。
「あれ? これは、もしかして・・・
」
と、いや~な予感が楽屋中に広がったとき、
さっきの出演者が楽屋に走り込んできました。
「まずいよっ!ドアが閉まらないっ
」
(つづく)
演出家が最も効果的と思う場所に決めて、
照明さんがそこに明かりをプランニングします。
だからどんなに走り回って、
グジャグジャになっているように見えても、
ちゃんと自分の位置に立っているんですね。
なのに、このとき、
楽屋のモニターを見ると、
なぜか1人、
まるっきり違う場所にいる人間が・・・。
「どうしたんだろう?」
と話しているうちに、
お話は進んで、
その人はドアを開けて出て行きました。
と、もう1人が、
さささっとドアに近寄るではありませんか。
「あれ? これは、もしかして・・・
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と、いや~な予感が楽屋中に広がったとき、
さっきの出演者が楽屋に走り込んできました。
「まずいよっ!ドアが閉まらないっ
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(つづく)