話はまるっきり変わっちゃいましたが、
舞台を観るとき、
「メインどころじゃない人を注目する」
という趣味のお客様はいるもので、
中でも、役者泣かせなのが・・・、
・・・ってところで、昨日は引っ張ったんですよね

あのね、私が考える最大の「役者泣かせ客」は、
<死体ばっかり見て、動かないかチェックする>
・・・という人(笑)
笑いごとじゃなく、死体チェックのお客様っていうのは、
毎公演ごとに、一定数いるんです。
だから、死体で長い間舞台に転がってるときって、
けっこうお客様の視線を感じたりします。
それだけにシンドいんです。
だって、ホントは生きてるんだから!
そんなに見ないでよ~、って懇願したくなります。
まぁ、この「死体」に関しては、またいずれ、
ウラ話で書きたいと思います。
(いろいろありそうでしょ?)
今回の話に戻りましょう。
えーーと、今回はですね、
なんと!
男性のアンサンブルはゼロ。
だから、アンサンブルに出てくる人たちは、
全員、自分のメインの役も持っています。
そっちばっかり注目されても困るけど、
特に体の特徴が目立つ人は、
やっぱり見つけやすいので、
それはそれで、「あ、また出てきた」系の楽しみ方もあり、かも。
本当にみんな、よーく働いていますから(笑)
なーんて言いながら、実は私は、
・・・まったく働いておりません。
自分の役しかやってないのは、
主役の将門様と私だけかも。
主役は当然ですが、私は・・・うーーーーむ

たまたま出番の関係で、アンサンブルに入りにくいのは事実です。
といって、殺陣ができるワケでなし・・・

若い女の子が踊ってる中に入ると、たぶんワル目立ちするし・・・

自分の役で、すごく忙しいときもあるし・・・

その他、もろもろの理由はあるんですが、
それ以上に・・・、
やっぱり大事にしてもらってるんですね。
ありがたいことじゃ。
もちろん、本人は、
私だってやるわい、できるわい、
と思ってるんですが、
たしかにやらないで済めば、その方が楽だったりする。
ってことで、大変なのは若者に任せて、
将門役の載寧君と2人、ベンチウォーマーと化しています。
(実は載寧君もやりたくってしょうがない。でもこれだけはダメ!)
ま、早替えの手伝いやら、裏方を頑張りたいと思います。
なにせ、後半はすごーーくヒマなんです、私

あ、そうそう、だから、
あんまり遅刻すると、私、出てきませんから、
お気を付け下さいね。
(なんかズレた締めですが、まぁご容赦を)
<メンバー紹介>
武市悠資くん

下男、子春丸役の彼も、ものすごいリサイクルメンバー。
殺陣は初心者なのに、すばらしい身のこなしに驚きます。
というのも、彼はミュージカル出身のダンサーさん。
やっぱり違いますよね、まるっきり。
ダンスと形は違っても、体の切れは同じこと。
やっぱり使える体は役者の基本ですね。




「将門 ~平将門傀儡徒夢~」



