前後を支えてもらわないと、乗り降りできない大八車。

まぁ、それでも、普通に支えてもらえばいいワケで、
なんの問題もない、つもりでした。
ところが・・・、
という前に、このときのシーンをご説明しますね。
私の死を悼んで、10人以上の仲間が、
大八車の後ろを練り歩く・・・といったシーンでした。
ゆっくりと動く大八車。
それに歩調を合わせるように、
ゆっくりと動く人の列。
このあたりは、じっくりと見せようって狙いです。
ただ、ゆっくりと歩きながらも、
実は、全員が全員、心の中ではドッキドキ。
というのも、このシーンのすぐあとに、
地獄のような


それも全員!
ソデにはける順番でさえ、
1人でも先にハケたい、というくらいで、
みんな、早くソデに入って、
走りたくて仕方がない


悲しそうな顔をして歩きながらも、
ホントはもう気もそぞろ状態だったんですね。
その上、悪いことに、
セットのトラブルで時間がなくなり、
大八車が届いてから、一度も、
そのシーンの稽古をしないまま、ゲネに突入してしまった。
支えてくれた2人を除いて、
誰も大八車の「タチの悪さ」を知らないまま、
本番通りにやってみるゲネ(ゲネプロ)が始まってしまったんです。
でも、ゲネとなれば、
こっちも、他のことで手いっぱい。
シーンが進んで、私が死んで、
死体の出番になったときには、
なーんにも考えずに、舞台のソデで、
そばにいた人に支えてもらいながら、
大八車に横たわりました。
(つづく)
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「ラクがいちばん!」


「自分のこだわりを探すテスト、やってみる?」
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