望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

やっほー、聞き込み捜査、初体験!

2011-12-19 11:11:23 | 暮らし・花・趣味
 
先々週、ウチのすぐそばの郵便局に強盗が入りました。


この郵便局というのが、
東京の郵便局とはとても思えぬ、超ローカルな特定局で、

局員さんは、お客さんの顔と名前を覚えていて、
お客さんは局員さんを名前で呼ぶ、

・・・みたいな、

いまどき、こんな郵便局があるのか?
と感動すら覚える場所なんですが、


何を勘違いした素人か、
強盗に押し入ったんだそうです。

私も週に1回くらいは行っているので、
ちょうどその時だったら、と、


 ぞーっと、


・・・しなきゃいけないんでしょうが、


いや、実際に遭ったら、
どんなに恐いだろうとは思うんですが、


なーんとなく、実感がわかないんですねぇ。


これぞ田舎~、みたいな郵便局と、
強盗って、ぜんぜん結びつかない。


それも犯人は、何も盗らずに逃げたらしい。


ココだけの話、我が家では、

「あんまりのんびりしてて、
 調子が狂って盗らなかったんじゃない」

なんて、言ってたくらいで。


でも、やっぱり捜査をしてるんですね(当たり前か)

そして、ぬあんと!

我が家にも刑事さんが来たんです。


「私、〇〇警察署の〇〇と言います」

と言いながら、警察手帳をパカッと開いて見せて、

(わぉ、刑事ドラマとおんなじだ~)


それも、その刑事さん、ちょっと訛りがある。

これがまた、役作りにプラスになって・・・、

って、本物か(笑)


「あの、伺いたいことがありまして」

「あの、郵便局の強盗のことですか?」
  (もう目がキラキラ)

「はあ、そうなんですが、
 それはどちらでお知りになりましたか?」

「2世帯住宅で暮らしている母が、TVで見たって、
 わざわざ教えに来てくれました。

 新聞にも出るかって楽しみに、あ、いえ、
 とにかく新聞も探したけど載っていなかったって」

「じゃぁ、当日にお知りになったんですね」

「そうです。事件は何時ごろだったんですか?」

「11時半くらい。お昼前ですね」

「あらぁ、私がよく行く時間帯だわ~。
 で、何も盗らずに逃げたとか?」

「そうなんです」

「でも、どうして?」

「警報が鳴って、驚いて逃げたらしいですね」

「ほう。なんとなく、素人っぽいですね。
 で、逃げたのは自転車か何かで?」

「いや、走ってだそうです」

「へぇ、それで、どっちの方へ」

「前の広い道路を左に折れて、
 ・・・そこからがわからないんですよ」

「じゃぁ、そこまでは誰かが目撃した?」

「そこまで追いかけた人がいるんですが、
 そこで見失ったようです」

「はぁ、なるほど。
 でも、あのあたりは見晴らしもいいのに、
 見失うとはねぇ」

「まぁ、そこに自転車なり車なり、
 止めていた可能性がありますね」

「ははぁ、そうですねぇ。
 ふぅむ。

 で、ほかに目撃者はいないんですか?」


 ・・・しばしの間・・・


「あの、それを調べるために、
 こうやって回ってるんです」

「ははは、そうですよね。
 失礼しました。
 で、その結果は・・・」

と聞きかけたところで、
刑事さんにさえぎられました。


「すみません。
 こっちから質問させてもらえませんか?」


  ん?


 あら、

  私ったら。


ずっと質問し続けてた?


あらぁ、まぁ、失礼!

でもテンション上がっちゃったんだもの。



でもね~、この状況から考えるに、
きっと、この犯人は捕まらないような気がするなぁ。

・・・とは、言いませんでしたけどね。

そんな気がします。

あ、もし、つかまったら、
こちらで必ずご報告しますね。



しかし、本当に地道に足で調べていくんですね。

これから寒くなるのに、本当にご苦労様です。

ドラマではピンとこなかったものが、
本物を見て、急にリアルになりました。

お芝居はウソで当たり前なんだけど、
なんとなく、これからドラマを見る目が、
一段と厳しくなりそうです。






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