<18:00>
バッタバタで、あっという間に開場時間になり、
気合いを入れて、楽屋への階段を上がりかけ・・・ハッ

☆ ◆ ☆彡 \(゜ロ\)(/ロ゜)/! Σ ○ ★
青ざめた顔で、そのまま、また、
ダーーーーーーーッ



と転がるように階段を駆け下り、
上がってくる共演者を蹴散らして、
小道具置き場にあった行状録を引っつかむが早いか、
「ちょっと出ます!」
舞台監督さんの驚く顔を尻目に、
舞台の岩の後ろに、
行状録を、投げるようにバコッ!

置くと同時に、そでに走り込みました。
はぁぁぁぁぁぁ、間にあったぁ

そでに引っこんでから、
姿を見せないまま、舞台監督に謝りました。
「すみませんでした~

「いいえ~」
顔は見えないけど、声が笑ってる。
そりゃそうだよね~。
いやいや、でも本当によかったぁ

本番で、
「行状録・・・ぎょ・・・

・・・

あ、あっちに置いといたんだったわ。
ちょっと取ってくる

なんて、
無理のあるアドリブは、入れたくないものね

そして、何食わぬ顔で、
<18:30>
本番はスタートするのでありました。
(これで、オファー減りそう・・・)
そういえば、この行状録。
芝居の中で何度か、私がページを開いて、
相方の大塚みどりさんが読む、
というシーンがあります。

(このところ、同じ写真ばかりでスミマセン

こういう小道具、よく使われますよね。
手紙だったり、ノートだったり。
でも、いつも不思議に思うんですが、
まったく真っ白なページのままで使うことが、
すごく多いんです。
なぜなんだろう・・・。
その理由を聞かせてほしいと思ってるんですが、
今のところ、知っている人に出会いません。
だってね、
カンペとして違うことを書いてたら、
そりゃマズイだろうけど、
実際にその文章が書かれているものを読むのに、
なぜ白紙で読まなきゃいけないんだろう?
かえってリアリティを損ねるんじゃないか?
・・・そう思いません?
でも、けっこう、これが多いというか、主流なんです。
もしかすると、
その昔の、根性論みたいなものと、
つながっているのかなぁ。
役者たるもの、すべてを覚えて当たり前だっ、とか言って、
肝心のリアリティはまったく無視とか。
(なんか悪意が入ってる?・・笑)
まぁ、ちゃんと字を書いておいても、
こんなこともあるんですけどね。 ↓
でも!
今回は「墨で、それっぽい字が書かれているものを」
と演出の久間さんからオーダーが出ました。
よっしゃぁ、やっぱりそうよね?
字が書いてなきゃおかしいよね?
と、我が意を得たりだったのですが、
さて、いざ作るとなって・・・。
(つづく)
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