この前、新聞に、
デパートの名前をかたった、こんな詐欺事件が載っていました。
いわゆるオレオレ詐欺の新バージョンで、
デパートの社員を名乗る男から電話がかかってきて、
ウチのデパートで、
お客様のクレジットカードが使われたようですので、
といった調子で、
カード番号や暗証番号を聞き出し、
その上、銀行協会を名乗った人物が現れて、
カードを新しくしないと、などと言いくるめて、
カードを取り上げてしまうというパターンだそう。
まったく、よくもまぁ、これだけネタを考えるもんだと、
本当にあきれ果てますが、
実は、この電話、もっとずっと早く、
4月ごろに93歳の母のところにかかってきていたんです。
その時には、
貴金属売り場で、今、
お客様の名前の入ったカードを使っている人がいるので、
カード番号を照らし合わせたい、
みたいな話だったようです。
おかしいと思った母は、
それでは売り場に電話して、
応対している売り場の方に詳しく聞きます、
と言ったところで、切れてしまったとか。
やっぱり詐欺か、と思った母は、
その後、デパートにも電話をしたそうです。
「今、このような電話がかかってきました。
これはそちらとは関係ありませんね?
となれば、詐欺ではないですか?」
すると、そのデパートの担当者は、
「はい。
そのような電話が、よくかかっているようですので、
お気をつけ下さい」
・・・と、これだけ。
お客様が巻き込まれる可能性がある話で、
すでに、何件も同様の手口の情報が入っていながら、
「お気を付けください」って・・・。
普通なら、
「わかりました。警察にも相談いたします」
そのくらいのこと言うべきだし、
実際に警察に届けるべきでしょう。
母からその話を聞いて、
あ~、要するに、ことを荒立てたくない、
面倒なことに関わりたくないのね。
なんて話をして、
なんとなく、そのまま忘れていたんですが、
それが2ヶ月経った今、警察沙汰になったようです。
しかし、
2ヶ月前に、もっと早く手を打っておけば、
警察にも連絡して、ちゃんと動いておけば、
もう少し被害者は減らせたんじゃない?
なんというか・・・、
守るものが違ってるように思うんだけどなぁ。
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