さて、いよいよ場当り開始となります。
このブログではおなじみですが、
再度また、説明させて頂きます。
場当りとは、照明さんや音響さんと、役者の芝居を合わせて、
総合的にシーンを完成させていく作業です。
ただ、場当りならではのやり方があって、
例えば、
「〇ページ、最初の池田の台詞から、〇ページ、暗転前まで」
みたいに、短く切りながら進めていきます。
役者が演技して、音響や照明と合わないところは、
打合せして、やり直して、またやり直して。
何度も何度も、打ち合わせ、やり直しを繰り返して。
この作業に、ものすごく時間がかかります。
でも、以前も書いたかもしれませんが、
この緊張と緩みのコントラストが、私好きなんですよね。
例えばまず、真剣に演技中のシーンをいくつか。
普通に舞台で見る役者の顔です。
そして舞台監督さんからのストップ。
一気にみんな素の顔になりますが、
基本、お仕事モードの顔ですね。
あちこちで打ち合わせが始まっています。
このあたりも、かなりいろいろ喋ってますね。
何かトラぶったのかな?
今回は新人さんも多かったので、
アドバイスなんかもありそうですね。
そして、この舞台の雰囲気はたぶん、
照明さんと演出家が打ち合わせ中なのでしょう。
なので、舞台上にいる役者は、完全に無関係です
それぞれ、何をやっているかはわかりません(笑)
そうそう。この写真で思い出しました。
ラストの合唱の位置を変えるということになって、
あーでもない、こーでもないと、ここでかなりの時間を食いました。
「時間を食う」というと、悪いイメージがあるかもしれませんが、
そうではなく、より良い形にするために「粘る」のです。
でも、こういう時って、役者の方は待ち時間なんですね。
ガンガン打ち合わせしたりする時間を過ぎ、
あまりやることがなくなって、ちょっとまったり。
場当りの待ち時間って、結構長いんです。
でも、なんか、私、この時間が好きなんですね。
ここまでオンとオフが切り替わることってあんまりなくて、
稽古場とは違う緊張感に、なんかワクワクしたりします。
って、ほとんど新人さん(笑)
さて、やっとこれから舞台裏へ回ります~。
<つづく>
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