望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話<一緒に出てなくてよかった!役者たちのトンデモ武勇伝・その6>

2020-04-16 16:45:52 | 舞台・ウラ話
楽屋で倒れ、救急車で搬送されたBさん。

夜の部は代役でも、と言っても、
Bさんはメインキャスト。
大量のセリフの上に、歌もダンスもある!


 しかし、ここで俺が困った顔をしたら、
 コイツが苦しむことになる。

それがわかっている主宰は、
とりあえず、気楽に返事しました。

「まぁ、なんとかするから、
 お前は何も考えずに休んでろ」

「そうはいきませんよ。
 お客さんを帰すわけにいかないんだから」

「なんとかするよ」

「どうやって?」

「まぁ、セリフ減らして代役立てて」

「今から間に合いますか?」

「なんとかするから気にするな」

「俺、行きます」

「何言ってんだ!
 今日は絶対安静って言われたぞ」

「もう大丈夫です」

「いや、そうはいかない」

「大丈夫ですって!」

「ダメだ!」

「大丈夫です!」

「いやいや」

「いやいや」








「・・・・・・そうか?」


 ・・・って、なるか?普通?


でも、普通はそうならないところを、
何とかしてしまうのが、この世界。


「しかし、先生が許してくれないだろう?」

「こっそり抜け出します。
 病院の夕食は早いから、大丈夫です」

「じゃぁ、劇場まで10分ほどだから、
 開演ギリギリに車で迎えに行く」

「わかりました。
 部屋を暗くして寝たふりして・・・、って、
 しかし、誰もいないと、やっぱりまずいかな」

「よし、◯◯を代わりに寝させとこう」



(画像はイメージです)


    (つづく)





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