さてさて、アンサンブルの話、
始めて参ります。
小劇場の場合、アンサンブルだけの出演は、
まずありません。
それでも、どうしてもアンサンブルが欲しい、
という場合は・・・実に簡単。
その時に手が空いている役者が出るのです。
また、ダブルキャストの場合は、
当然、裏役がアンサンブルに回ります。
「別チームの本番中、せっかく休めるのに、
アンサンブルやるのぉ?」
なんて、不満タラタラだったりするのですが、
誰か1人が、
「私、着物持ってくる!」
なんて言い出すと、
みんなが凝り始めて、
どんどんエスカレートしちゃったりもするんです。
すごかったときは、
上手から下手、下手から上手へ、の一往復を、
普通に歩くだけの通行人なのに、
早替えをして、行きに着物、帰りに洋服で出る人やら、
女装する人やら、
妹に借りたセーラー服を着る人やらと、
もう何が何だかわからない、
大コスプレ大会になったこともありました
(写真はイメージです)
ダブルの裏役の場合は、
純粋にアンサンブルだけだから、
やっぱり気楽で、エスカレートしちゃうんでしょうね。
アンサンブルの後、
すぐに本役で出なきゃ、なんてときには、
そんな遊んでいる余裕はありませんから。
このように、
アンサンブルでも裏方でも、
人がいなけりゃ全員働く。
主役? ベテラン? それがどうした?
んなこと言っていられるか!
・・・これが小劇場演劇なのですねぇ。
あ、でも、
すごくタチの悪いプロデュース団体で、
アンサンブルだけの役者を、
山ほど使うところもあります。
小劇場はお金がないから、
あまり複雑な裏はない、と書きましたが、
ない所から取り上げて、
芝居だけで生活していこう、なんていう、
セコイ主宰はいたりします。
・・・って、あーーー、
またしてもダークな流れになっている・・・
どうしようかな~~。
でも、ここまで来たから書いちゃおう!
(なんやねん!)
(つづく)
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