望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件シリーズ・消えた音・その1>(再放送)

2020-06-04 16:24:55 | 舞台・ウラ話

さて、崩壊事件シリーズ第二弾は、
これもなっかなか大変な事件でございました。

実はですね。
これもまた、15年以上前の、

そう、ドアが大崩壊をおこした、
「見よ飛行機の高く飛べるを」の、

本番での出来事だったのです。

     *

これは有名な戯曲だけに、
あちこちで、さまざまな演出がなされていますが、

その時の演出家は、
雰囲気作りの大きなポイントとして、

「女学生たちの歌う唱歌」を、
シーンの切り替えに散りばめました。

明治末期の女子師範学校。
女学生たちの歌声が、
遠い音楽室から聞こえてきて、

その歌声をバックに、シーンが変わっていく、
・・・という、

いかにも当時の雰囲気を彷彿とさせる、
なかなかいい演出でした。

     *

ということで、

稽古期間中に、
女学生たちの歌の録音が行われました。

  なーんて言っても、

実際に歌っているのは、
そこらへんにいる女性を全員かき集めた、

女学生とは似ても似つかぬ合唱隊!


だったのですが、
まぁ、録音だから関係ありません

     *

ちょっと話がそれますが、
歌の録音って、けっこう楽しいんですよ!

大勢でワイワイ言いながら練習して、
失敗したら、また録り直し。

日ごろ、絶対にやり直しのきかない、
ライブの世界にいるからか、

やり直せるというだけで、
一気に気が楽になっちゃうんです。

それに「歌は素人だし~」
なんて逃げ口上まであったりして、
とにかく気楽に楽しめるんですね。


とまぁ、そんな調子で、
3シーン分、3曲を録音して、

いよいよ初日を迎えました。


当時は若い、安達先生役でした(でへっ


   (つづく)





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