<文章と写真は全く関係ありません>
ウラ話
一難去っての初顔合わせ①
ついに初顔合わせの日になって、
初めて、みんなで台本を読んで・・・。
その時点で、由紀は「大丈夫!」だと思いました。
台詞の読み方がまっすぐで、余計な色がついてない。
彼女はいける、と長年の勘が働きました。
このまま演出家の指導を受けていけば、
どんどん伸びていくだろう。
ただ・・・、なんていうのか・・・、
みんな、なんでこんなにバラバラなの???
もちろん、初めて共演者の前で読むワケで、
私も毎回、顔合わせはめちゃくちゃに緊張します。
それはそうなんだけど・・・、
それぞれの醸し出す演技の空気というか、
芝居の雰囲気がバッラバラで。
といっても、芝居に関しては演出家の仕事だから、
こちらが口を出すことではない。
・・・とは思いつつも、
どうする気だ~~
みたいな気分は、正直ありました。
中でも「これはヤバい」と思ったのが・・・。
<つづく>
ウラ写真
出を待つ
ひたすら集中して待つ久米田先生(西村尚恭君)。
彼の真面目さが体からあふれてきそうです。
かなりの緊張も伝わりますね。
このシーンが最初の出番となる銀治郎(如月せいいちろーさん)も、
いつもの柔和な表情とは打って変わって、
厳しい表情で出を待っています。
最初に場に出るシーンって、
どんなベテランでも、やっぱり緊張するんです。
政志役の上入佐秀平君。
彼の出番はワンシーンなのですが、
なんといっても「蛇の悪霊がついたー」なんていう、
超ハイテンションシーン。
だからといって、狙いに行ったら、
すべては終わってしまいます。
ハチャメチャであっても、
きちんとその場でリアルに生きてないと、
客席は冷えきってしまう。
そりゃぁ、独特の緊張感があったと思います。
あのシーン、
キャスト仲間も「このシーン大好き!」なんて、
楽しんで見てくれていたのですが、
やってる方は、テンポを崩さないか、
毎回ヒヤヒヤでございました~。
<つづく>