望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

おおっ、殺陣!!

2011-01-21 11:42:32 | 演劇・舞台・小劇場

いよいよ殺陣の稽古も山場になってまいりました。

昨日も男性&劇団員の貴子さんという殺陣メンバーが、
激しい稽古を繰り広げました。

殺陣で恐いのは、なんといってもケガ。

あんな長い木刀を、
ものすごい勢いで振りまわすんですからね~。

当たったら簡単に骨折しちゃいます。

顔や頭にでも当たった日には、
一生モノのケガになりかねません。


今回のメンバーは、殺陣の巧いベテラン勢に加えて、
殺陣初体験という、初心者メンバーもいるため、

殺陣の振付(っていうのかな?)も、
初心者用やら上級者用やらを混ぜつつ、

細心の注意の元に進められています。



1手1手、1人ずつに、演出の佐藤さんが教えます。

それを何度も繰り返して、頭に叩き込む。

次に全員でスローモーションでやってみる。

危なそうな箇所をあぶり出し、
話し合って問題点を見つけて解決する。

もう一度スローモーションでチェックして、
次にはもう少し速く。

そして大丈夫そうなら、
本番と同じスピードで。



そこでまた、形を直してもらい、
ダメ出しをガンガン受けて、
スローモーションでもう一度。

・・・そんな繰り返し。


何度も何度も、
気が遠くなるほど、地道な作業です。

でも、本当のスピードでやると一瞬なんですよね~。

これだけ稽古して、こんな一瞬で終わっちゃうんだ~ 
と、見ている方ががっかりしたりします。


でも、私みたいなド素人が見ても、
洗練された体で、決めどころを押さえた殺陣は、
本当に美しいのがわかります。



うーーん。やっぱりねぇ。

妥協しないことが、クオリティを高めるんですよね~。

佐藤さんの指導を見ていて、
「なにも、そんなに細かい所まで」と思うことがあるんですが、

結果を見ると、そういう所をおろそかにしないことが、
流れるような美しさを作るんだとわかります。



・・・なーんちゃって、

言いたいことが言えるんですよね。

私、見てるだけだから 



やってる方は、本当に大変です。


「このくらいは痛くないから」

「いや、痛いですよ!

なんて会話も混ざりつつ、
ハードな稽古が続いています。



ほんでもって・・・、

私も・・・、

ついに、お気楽見学者をやめる時がきました。

あるシーンで、舞を舞います。

センターでソロのダンス(笑)


初演時も滝の汗だったのですが、
今回も新たに振りがつきました。

いや、振り自体は、そんなに複雑ではないんですが、


形が、き・ま・ら・な・い・・・ 



そりゃそうだ。

日舞は10代の頃にやっただけの、タップしか踏めない人間が、
できるワケがない 




・・・・・・なんて、言えるワケがない 



もう既に、昨日覚えた振りが、かなたに消えていきつつあるけれど、

おおおおおっし、頑張ろう!!!

努力の量がキャリアを越える!

・・・かどうか、わからないけど、


ずっと気楽に殺陣を見ていた分、
私もこれからは汗を流しますぞ 




          

「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

  公演詳細はこの下に
              
              
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箱買いじゃないけれど

2011-01-20 00:11:24 | 暮らし・花・趣味
 
ひとつ前のブログのタイトルを読んで、

カイロの箱買いを、
チロルの箱買いだと思った方が大勢いらしたようで 

まぁ確かに、いつもの私の言動から考えれば、
当然チロルですよね。

失礼しました!


・・・と思っていたら、
今日スーパーで、見つけちゃいました~。


これも「大人買い」の一種かな?

1連の中に、カステラ味のチロルを発見。
これはもう、全部買うしかないでしょう。

 

ちなみにお味は、
カステラというより、プリンに近かったかな?

「卵を使ってるお菓子」の味は出ていた、というところ。



でも、後悔はしてませんよ!

え~え、していません!!
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ついに箱買い

2011-01-19 09:57:46 | 暮らし・花・趣味
 
どんだけ寒がりなんだ・・・。
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着物♪

2011-01-17 22:27:43 | 演劇・舞台・小劇場
 
この前から、女子は着物姿での稽古になりました。



今回アンサンブルで参加の井上ユリナちゃん、
きちんと着て、正座して、かわいい!!



実は将門の時代(10世紀初頭)は、
まだ今のような着物には、なっていないんですね。

舞台で着る衣裳も、
着物とは違う雰囲気のものになる予定です。


ただ、古い時代に共通のものとして、

<女性のしとやかで美しい所作>

・・・が必要なのですが、


これをですねぇ、
現代の女の子がやるとなると、

ははは、かなりエライことになるんですねぇ 

そこで、

時代劇に慣れていない人はもちろんのこと、
慣れている人も付き合って、

とにかく着物を着て、きれいな所作を、ってことになりました。


鏡がある稽古場では、
歩くところから、汗だくの練習です。



頑張れよ~~。

ちゃんと歩いてくれよ~~

オバサンは祈るような気持ちで見ています。



え?私?

はい、私はずっとジャージです。

そういう役なので。



女じゃないから・・・ではありませんから。


念のため。



          

「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

  公演詳細はこの下に
              
              
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私のかばんの中

2011-01-16 12:08:16 | 演劇・舞台・小劇場
 
稽古に向かう電車で、しみじみ見てしまった。

私のかばんの中って、

9割がた、防寒用品だわ・・・。

モコモコマフラーと帽子に隠れているけど、
実は奥にはカイロも入ってる。

夜遅い帰り道、
これらを総動員して体に巻きつけ、
それでも「さぶ
と言いつつ歩くのだ。





          

「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

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台本!台本!台本!

2011-01-15 10:47:37 | 演劇・舞台・小劇場
 
立ち稽古に入ると、

「台本を離したい!」という欲求にかられます。

早く台詞を覚えて、
自由な体で相手と対峙したい、と思います。

と同時に、
しっかり読みこんで、
ひとつでもたくさんのことを発見したい、
とも思います。


ということで、休憩時間も台本台本!

あっちでもこっちでも、
みんな台本を広げて読んでいます。



まぁうじゃうじゃと、



おるわおるわ、



・・・というお前はいいのか?


・・・ですよね~

写真撮るのやめて、台本読みまーす 




          

「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

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「半身浴にも最適!」な平将門

2011-01-14 10:16:49 | 演劇・舞台・小劇場
 
今、調べたいことがあって「平将門」を検索したら、
こんなのが出てきました
               
 平将門「半身浴にも最適!お風呂で読める本!」


???平将門は、半身浴に最適なのか???


よく読んでみると、幸田露伴著の「平将門」を、

水に強いポリ塩化ビニルで作り、
お風呂でゆっくり読めるようにした本なのだとか。

それなら、

半身浴にも最適!お風呂で読める本!「平将門」

と書くべきだろうなぁ。

ま、それはいいとして、

「業界初!」だそうです。

価格は1,050円なり。

注意書きには、
「読書に夢中になって入浴しすぎると健康を害する恐れがあります。
 十分な自己管理の下入浴・半身浴をお楽しみ下さい。」



うん。確かにおっしゃる通りだけど、

でもね、それでもね~。

素朴な疑問は消えてくれないのよ。



???平将門は、半身浴に最適なのか???



          

 「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

  公演詳細はこの下に        
              
  (ただし上記の本とは一切関係ゴザイマセン

           
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お久しぶりのチロルネタ

2011-01-13 23:41:44 | 暮らし・花・趣味
これはなかなか美味です。

濃厚な味なので、コーヒーに合いそう。



このところ、あんまり長文だったので、
たまには短く、ね 
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「ウラ話というほどではない、今回の芝居の話」のつづきのつづき

2011-01-12 11:03:40 | 舞台・ウラ話
 
全体像が見えてから、稽古ができることで、
いやがうえにもテンションアップ!

でもこういう意気込みって、
決していい状態じゃなかったりするんですよね。


どこの世界でもそうじゃないですか?

テンションが上がりすぎて、
自分勝手にテンションばかり上げていると、

空回りしたり、自己完結に流れたり、という、
悪しき展開に流れやすいという・・・。



そして芝居の場合は、
<考えすぎてワケがわからなくなる> 

という最悪の展開に陥ったりするんです。



・・・いや、あのね。
ほんっとに、これ、完全に、

ワケわかんなくなることがあるんです!

信じられないかもしれませんが、

自分がどんな芝居をやってるのか、 
どんな芝居をやるべきなのか、

・・・まるっきり、わからなくなります 




もともと自分とは違う人間を作っているので、
いじくりすぎたり、
キャラを変な方向に持っていったりしているうちに、

完全に道を見失うことがあるんですね 


演出家に「違う、違う」とダメ出しされて、
戻そうと思うと、いよいよわかんなくなる 


わかんなくなると、
信じられないほど目茶苦茶になって 


稽古場で、あり得ないような、
学芸会以下のお芝居しちゃったりします。



実は、私、

何度もやっています 
かなり多い方だと思います 

しかし、こうなると、
ホントに抜け出せるんだろうか、と、
まさに地獄の日々を送ります。


これは本当に本当に、地獄です。

本番の日は決まってるし、
そこまでに何とかしないと、とんでもないことになる。

でも、その方策すら見えない。

どうしよう~~~~~


他のキャストたちにも合わせる顔がない 

演出家の顔がまっすぐ見られない 

何も喉を通らず、眠れない日々が続きます。


で、

こんなとき、

演出家の度量が見えるんですね。
(って、自分のことを棚に上げて言う話じゃありませんが)


本番近く、1人でグジャグジャの芝居を見せていても、
ぐっとこらえて、見守ってくれる演出家だと、

「ごめんなさい!」と心で詫びながらも、
立ち直りやすいんです。



それが待てずに、
「なにやってんだ!」と怒鳴るような演出家だと、

いよいよ混乱に拍車をかけて、
なかなか立ち直れず、
そこで、また怒られて、悪循環が止まらなくなる・・・。



そして、「名演出家」と呼ばれるような人は、
必ず前者です。

作品をまとめる責任者として、
グジャグジャになった役者がどれほど不安か、
それを見守るのに、どれほど忍耐がいるか、

これは計り知れないものがあります。


でも、それまでの稽古を見ていて、
「グジャグジャになっているけど、
 こいつは信じてやろう」
と、本人の立ち直りを待ってくれる。

こういう人には、役者も本気でついていきます。



これも、どこの世界でも一緒ですよね。

部下をどこまで信じてくれるか。
部下のスランプにどう対処するか。

いい上司と悪い(?)上司の差が、ここで出る。
人間の大きさでもあるんでしょうね。
(そこまで言うかっ?



まぁ、何度も大スランプに陥ったものの、
おかげさまで毎回、本番前に立ち直りつつ、
今に至っております。

がっ!
できることなら、あの思いだけはしたくありません。

それに、今回、
そうでなくても大変な、演出の佐藤さんに、
私までがストレスをかけたくありません。



相変わらず、悩み多き日々ですが、
地獄にまでは墜ちぬように、

シンプルにシンプルに、
少しずつ、
気持ちも新たに、
この役に寄り添っていきたいと思います。

さぁぁぁぁ、頑張るぞーーーーっ!
(って、結局、力入ってるけど 

<稽古風景・スローモーションで殺陣の段取りを確認する>



          

「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

  公演詳細はこの下に
              
              
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「ウラ話というほどではない、今回の芝居の話」のつづき

2011-01-11 12:13:45 | 舞台・ウラ話
 
本番前には必ず、
「お願いっ! あと1週間、ちょうだいっ!」
って状態になるものなんですが、

ぶっちゃけ、
芝居の全体像が見えてくるのって、
本番寸前なんですね。


台本を読んだ時からイメージはしているものの、
やっぱりね~、

みんなが自分の役に入っていかないと、
ストーリー以上のものは見えてこないんです。


稽古を重ねて、みんなが自分の役を掴みはじめて、

それを見極めたところで、
 最終的な演出が決まってきて、

そのあたりから、
 もわもわと全体像が立ちあがってきます。


これがねぇ。
芝居なんて、形のないものなのに、
ちゃんと立ちあがってくるものでして、

ヘンな言い方ですが、
そうなって初めて、
「あ~、この芝居はこういう芝居なんだ」って、
わかってきて、


ここでやっと、
自分のやるべきことがクリアーになってくるんですね。

あ、このあたり、誤解されると恐いんですが、
それまでもちゃんと形にはなってるんですよ!

ただ完成形として立ちあがってくるのが、
ギリギリになる、ということです。


しかし、哀しいかな、時すでに遅く、

そうなった時には、

本番が目前ーーーーーー

「あーーーーー、お願いっ、あと1週間ーーー


・・・と相成ります 


だから全体像を少しでも早くつかもうと、
みんな、あがき続けるんですが・・・、



あのね。


再演はね、

そこが最初から、つかめてるワケです

1回、本番まで行ってますから。



もちろん、役作りなどは、またゼロから始めますが、
この「つかみ感」(そんな言葉あるか?)は大きいんです。

全体像が見えてから、稽古がスタートする。
・・・これが嬉しいっ 

台詞だって、ゼロから覚えるわけでないから、
圧倒的に楽 



それも、あと1ヶ月もあるじゃん 

ちょっとぉ、もう、どうするのよぉ 

わっくわく。


これでテンションが上がらないワケがないっ 


ただ・・・、


こういう意気込みって、


しばしば、
とんでもないコトになることもあって・・・。

   (つづく)

<稽古風景>
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