なんというか、
なんてタイトルをつければいいのか、
という体験? 発見? をしたもので、
自分の中で、
うまく表現できないでいるのですが、
発端はTVなんです。
NHKスペシャル
『大アマゾン・最後の秘境』の第2集。
・・・番組HPの説明を貼り付けると・・・、
「第2集 ガリンペイロ 黄金を求める男たち」
大アマゾンの密林の奥、
無数の滝を遡り、何日もかけてようやくたどり着くその先に、
黄金にとりつかれた荒くれ者たちが住んでいる。
彼らは“ガリンペイロ”と呼ばれる金鉱掘り。
そこは、社会からはみ出した者たちの「闇の王国」だ。
大当たりか、大外れか。
一獲千金を夢見て土砂を洗い、金を取り出す作業を繰り返す毎日。
黄金の美しさに人生を囚われ、
いさかいが起きれば時に死者が出ることもあるという無法者たち…。
ガリンペイロたちの、はかなくも濃密な人間模様を描く。
・・・と、なんか、きれいにまとめられ過ぎてますが・・・、
要するに、
町では暮らしていけない、
かなりヤバい男たちの集団なワケで、
取材を許した何人かの男たちの姿を追っているのですが、
これがムチャクチャ面白い。
どこまで本当か、わからないまま、
それでも、納得させてしまうような存在感がある。
で・・・、やっと本題です(笑)
ある日、取材班が暮らしている小屋に、
1人の男がやってくる。
「お前たち、人を殺したことあるか?」
手には、凶器になりうる長い棒。
固まってビビりまくっているであろう取材班に、
(それでもしっかりカメラは回してる)
「俺は2人殺した」
他にもいろいろ喋って、
脅かしちゃぁ、うれしそうに取材班の様子を見て、
最後は大笑いして去っていく。
結局、からかいに来ただけなんですが、
その男の表情を見て、
これ、芝居?
って、思っちゃったんです。
人を殺したと話しているときの、狂気を含んだ目。
微妙な表情の動き。
こいつ、間違いなく、尋常じゃないな、
と感じる、その空気感。
誰というわけではなく、
何度か、見たことがあるんです。
これとほとんど同じ男を。
映像や舞台で。
オーディションで、
「何か演技して」と言われたとき、
狂気を含んだ芝居はやりやすいから、
やっちゃダメだよ。
と、昔、先輩に言われたことがあります。
確かに、やりやすいのかもしれない。
それはわかります。
でも、こんなに、
事実と演技がリンクした経験は初めてでした。
その5分間くらいの映像が、そのまんま、
名優の芝居を観ているみたいでした。
うまく言えないんですが、
つまり、
名優と言われる人たちの、
想像力と表現力のすごさに、
あらためて感服したという・・・、
・・・わかりにくいかなぁ
虚実皮膜の間って言うけど、
皮膜がないと思えるものもあるんだなぁ、
・・・と、やっぱりうまく説明できないわ~
わかんなかったら、ごめんなさい。
ただ、どこかに書いておきたかったので。
って、まさか、
まさか、
ヤラセじゃないよね?
「いや~、彼、芝居うまかったね」
とか、それはナシだぞーーっ!
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