さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

東京都庭園美術館へ

2023-05-04 | 展覧会

 

 ゴールデンウィーク中は皆様いかがお過ごしでしょうか?実はもう一週間前になるのですが、先週の火曜日、水曜日は久し振りの連休。やっと衣替えをして、自宅の片付けをし、そして夕方からは何年か振りに、旧朝香宮邸、東京都庭園美術館へ!

 学生の頃から大好きで、今まで数え切れないほど訪れた庭園美術館。今ではコロナ禍を経て予約制になり、私達は午後5時から予約。雨上がりの庭園美術館は、こんもりした森の中にあるせいか、東京の真ん中にあるのに、新緑の香り。毎度のことなのですが、正門から入り、木々の中を歩いているうちに気分が高まってきます。今回は「邸宅の記憶」という年に一回の建物そのものの展覧会。館内どこでも写真が撮れ、普段は公開していない3階にあるウインターガーデンに入ることも出来、非常に興味深かったです。

 「アール・デコの粋を集めた」といわれる朝香宮邸。アール・デコまっただ中の1920年代をパリで過ごした朝香宮夫妻。妃殿下自らが監修したというその内装は趣向が凝らされていて、ラリックの玄関パネルや照明器具、セーブルで作られた香水燈、エッチングのガラス扉。これほどアール・デコを体現した建築は、本国フランスでも残っていないと聞きます。

 まだゴールデンウィーク前の、雨の日の夕方のこと、館内はしんとしていて静か。お陰で館内を堪能することが出来ました。そして、今回、新館では、懇意にしているアンティークディーラーさんのボンボニエール(皇室の慶事の際の引出物として使用される小さな菓子器)のコレクション300点以上が展示されていて、そちらも見応えがありましたよ。

 「邸宅の記憶」展は6月4日(日)まで。ご興味のある方は、是非予約してみて下さい。

 ゴールデンウィーク中も銀座奥野ビルのショップは平常営業しております。(ゴールデンウィーク中も火曜日はアポイントメントオンリー、水曜日は店休日です。)5月7日(日)からは、名古屋のサロンで開催いたしますゴトウユミコ先生と草苅尚代先生の新作展 Les beaux objets 美しいものたち in Nagoyaの準備ため、ショップはお休みさせていただきます。ゆっくり接客をご希望の方はアポイントメントがおすすめです。

【ゴールデンウィーク中のショップ営業日】
4月29日(土・祝)
4月30日(日)
5月1日(月)
5月2日(火)※アポイントメントオンリーです。ご予約をお願いします。
5月4日(木・祝)
5月5日(金・祝)
5月6日(土)

***ただいまワークショップお申込み受付中!***
■Les beaux objets 美しいものたち in Nagoya
~ゴトウユミコのラグジュアリーアニマルと草苅尚代のビスクドール~
5月10日(水)~14日(日)
12:00AM~6:00PM(最終日は午後5時終了)
Le Salon des Rêves サロン デ レーヴ
名古屋市東区東桜1-10-3則武ビル301号(フラワーノリタケの3階です。)
(問)エンジェルコレクション
tel 03-6228-6230 もしくは090-1832-7704

☞ 特設サイト*** http://www.angelcollection.jp/salon202305/beauxobjets.htm

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今日は草刈尚代先生の個展へ

2023-01-11 | 展覧会

 今日は横浜の素敵なクラシックビル、インペリアルビルのギャラリーへ、草刈尚代先生の個展にやってきました!クラシックなインペリアルギャラリーとお人形の世界観がぴったりで、会場は可愛い子ばかり!(エンジェルコレクションのシルクやレースなどの素材をお使いいただいた作品もあり、感激もひとしおでした。)
 会期は明日午後6時まで。お人形好きな方は、どうぞ横浜にお出掛け下さいませ。

◆第2回 草苅尚代ビスクドール個展
Shall we doll?
2023年1月6日(金)~1月12日(木)
インペリアルギャラリー(横浜)

 そして、お人形を拝見した後は、草苅先生と一緒にすぐ側のホテルニューグランドへ。クラシックな建築が大好きな私達。こちらでも沢山撮影して帰って来ました。クラシックホテル好きな私は、今朝から「今日はニューグランドに泊まりたい!明日、横浜から銀座に出勤する!」と言っていたのですが、河村から「そんな突然言われても…。」と却下され、今日はお食事だけ。次回は、是非泊まってみたいです。横浜への小旅行、非日常的で楽しかったです。(お店は明日から平常営業です!)

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今日は小倉ゆき子先生のリボン刺繍の展示へ

2022-07-14 | 展覧会

 西武池袋本店「暮らしの中の骨董マーケット」は昨日無事終了いたしました。店頭にお越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。実は…今日は車で名古屋へ移動し、ただいま名古屋におります。東京を出発直前、慌ただしく京橋の千疋屋ギャラリーで開催されている小倉ゆき子先生の個展へお邪魔してきました。

 日本のリボン刺繍のパイオニア的存在で、MOKUBAのリボン刺繍用のリボンの開発から携わっていらした小倉ゆき子先生。今回は新たなご本「花のリボン刺しゅう」(日本ヴォーグ社)の出版を記念しての展示でした。

 広い会場いっぱいに大作が並べられ、リボンが大好きな私は(いつもSNSで作品を拝見していたのですが)実際に拝見する作品の数々に感動してしまいました。会場にいらした小倉先生にもお会い出来て、お話出来たのも嬉しかったです。(いつも穏やかな先生は私と同じ名古屋のご出身で、毎度昔の名古屋の興味深いお話を伺うのも楽しみなのです。)

 会期は明後日16日土曜日まで。京橋の千疋屋ギャラリーは東京駅からも歩いて行けますよ。

 【番外編】
 最初の非常事態宣言の時に、小倉先生にひょっこりお店に来ていただいた時のことが忘れられません。(お店は営業していませんでしたが、私達は誰もいない銀座に毎日通ってきて仕事をしていました。)突然のコロナ禍に呆然とし、「まるで戦時中みたいです。」と嘆く私に、「焼夷弾が落ちてこないから全然マシよ。」と先生に言われ(先生は戦争経験者)、どれだけ慰められたことか。いつも朗らかな先生が大好きです。

■出版記念小倉ゆき子個展
2022年7月12日(火)~7月16日(土)
11:00~17:00
京橋 SEMBIKIYA 千疋屋ギャラリー
東京都中央区京橋1-1-9千疋屋ビル2階
tel 03-3281-0360

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宝石展へ

2022-03-09 | 展覧会

 お休みの日は、しばらく前から気になっていた上野の国立科学博物館の特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」展に行ってきました!コロナ禍になってから大きな展示会は皆予約制になりましたが、こちらもサイトから予約する仕組みになっています。行くことを決めて、電車に乗る前に携帯から予約をして、すんなり予約完了。(携帯からクレジットカード決済で予約します。)

 私達は午後2時頃出掛けたのですが、若い方を中心に物凄く混んでいたので(昨今のパワーストーンブームのせいでしょうか?)、お出掛けは午前中か午後遅めの時間がおすすめです。そして、今回の目的は石そのものより(とはいえ、このアメシストドームは人間の身長よりもずっと大きいのです。)、有数なアンティークジュエリーコレクションの展示を見ること!今回は、著名なアンティークジュエリーコレクションが見られるとのことで、そちらを楽しみにしていたのです。

 それはもう、由来のはっきりした素晴らしいティアラやパリュールの数々に感動!(そちらのコーナーは残念ながら撮影不可でした。)海外の美術館の収蔵品に負けないコレクションに興奮状態でした。ただし、ガラスケースからジュエリーの距離が遠く、持っていった虫眼鏡形のルーペはまったく役に立ちませんでした。もっと近くで細かいところまで見たかったです!

 そして、買おうと思っていた図録は、ミュージアムショップのどこを探しても無く、仕方なく買えずに帰って来たのですが、帰ってサイトを見直すと4月に入ってから発売されるのだとか。現地で予約も出来るそうなので、図録が欲しい方は是非予約をして帰って来て下さいね。

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草刈尚代先生の個展に行ってきました!

2022-01-11 | 展覧会

 今日が初日!草刈尚代先生の初個展のため、横浜に行ってきました。会場は山下町にある築90年以上のインペリアルビル。(奥野ビルよりも古いのです。)素敵な空間で、草苅先生の作品が一同にご覧いただけますよ。お人形好きの方は是非!可愛い子が沢山居ましたよ!

 明日からの出張のため、今日は午後からお店で撤収作業があり、すぐに銀座に戻りましたが、またゆっくり横浜に遊びに行きたいと思いました。インペリアビルも面白かったですよ。

■草刈尚代ビスクドール個展
1月11日(火)〜17日(月)
11時〜18時
インペリアルギャラリー
横浜市山下町25-2インペリアルビル1F
tel 045-681-7889

★初売り@名古屋Le Salon des Rêves サロン デ レーヴ
1月14日(金)~17日(月)
1:00PM~6:00PM
※お正月タイムの営業となりますのでご注意下さい。

★「手仕事展」@ Le Salon des Rêves サロン デ レーヴ
★Part1 1月19日(水)~23日(日)
★Part2 1月26日(水)~30日(日)
11:00AM~6:30PM
(1月23日(日) / 31日(日)は午後4時まで)
Le Salon des Rêves サロン デ レーヴ
名古屋市東区東桜1-10-3則武ビル301号(フラワーノリタケの3階です。)
(問)エンジェルコレクション
tel 03-6228-6230 もしくは090-1832-7704

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「真珠ー海からの贈り物」展

2020-08-20 | 展覧会

 まだまだ暑さは和らぎませんが、いかがおすごしでしょうか?昨日のお休みは、暑い中、河村と渋谷の松濤美術館へ「真珠ー海からの贈り物」展を見に出掛けました。お客様からお教えいただき、以前から見たいと思っていたこちらの展示、緊急事態宣言のため9月22日(火・祝)まで会期が延びたこともあり、今回行くことがかないました。(本来は7月末までの会期でした。)

 ジュエリーの中でも真珠は魅力的な素材ですが、この展示は穐葉アンティークジュウリー美術館所蔵のパールを使ったイギリスやフランスのアンティークジュエリーが数多く見られる他、ミキモト真珠島真珠博物館からも20世紀初頭から前半のミキモト製のジュエリーも多く貸し出されていて、見どころたっぷり!シードパールで作られたパリュールやティアラなど、アンティークのシードパールジュエリーがお好きな方にはおすすめの展示です。

 特にミキモト製の日本の意匠と職人による繊細な飾りもの(帯留めやかんざしなど、「ジュエリー」というよりも「飾りもの」と言った方が合いますね。)の数々はとても興味深かったです。当時、ヨーロッパのアール・ヌーボーの影響を受けて作られた宿り木のブローチは、以前私が扱ったフランス製のブローチとそっくり。また、「花車」や「流水文」「亀甲文」など、日本古来の意匠で作られたものに心惹かれました。

 ただ、昨日、うっかりしていて残念だったのはルーペ(ジュエリー用のルーペではなく、いわゆる虫眼鏡。)を持って行くのを忘れてしまったことと、パールの付いたジュエリーを着けて行かなかったこと。ガラスケースの上からルーペで見るとより細部まで見えますし、パール(リアルでもフェイクでも)の付いたジュエリーを身に着けてく行くと、入場料がお安くなるのです!お出掛けになる方は、是非パールをお着けになってお出掛け下さいね。それから、このカタログも説明が詳しくほぼすべてカラーの図版でおすすめですよ。(奥野ビルのお店に置いてありますので、興味のある方は店頭でご覧いただけます。)会期はまだ1ヶ月以上ありますし、暑かったせいでしょうか館内は人気が無く、安心してゆっくりご覧いただけると思います。

■ジェイアール名古屋タカシマヤ開店20周年記念
「フランス展2020 La vie est belle! ~“それでも”人生は素晴らしい~」
8月26日(水)~9月1日(火)
10:00AM~8:00PM(最終日は午後5時閉場)
ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階催会場
名古屋市中村区名駅一丁目1番4号
tel 052-566-1101
(問)エンジェルコレクション
tel 03-6228-6230 もしくは090-1832-7704
詳しくはこちら***

「フランス展2020」特設サイトが出来ました!
エンジェルコレクションの商品も掲載されていますよ。

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「アール・デコの造本芸術」展へ

2019-12-18 | 展覧会

 お休みの昨日は千代田区立日比谷図書文化館へ、フランス文学者で、フランス書籍の著名なコレクターとしても知られている鹿島茂先生のコレクション「アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」展を見に出掛けました。千代田区立日比谷図書文化館は、日比谷公園の中にあります。銀座からも遠くない日比谷公園ですが、滅多に足を踏み入れることがなく、こんな街の真ん中に、高層ビルに囲まれた広い公園があるなんてとても不思議な感じ。銀杏も紅葉もまだ少しだけ色付いた葉っぱが残っていたので、晩秋に来ればもっと綺麗だったかも…。

 今回の展示、ありがたいことに千代田区民の私達は無料!元々、入場料は¥300なので、昨今の展覧会にしては嬉しいプライスだと思います。そして、何より、アール・デコのファッション・プレートや挿絵本が好きで、自分たちでも少しずつコレクションしている私達にとっては、とても興味深く、ますます欲しいアイテムが増える展示。大好きなバルビエやマルティの作品を前に、「あ!これうちにある!」とか「これも欲しい!」など、河村とふたり、あれこれ言い合いながら会場を見て回りました。

 下の画像は我が家のバルビエによるファッション・プレート2点、東京の家にはこちらを飾り、名古屋の家にはまた別のマルティの作品を飾っています。この展覧会の会期は来週12月23日(月)まで。残り少ない会期ですが、アール・デコがお好きな方にはおすすめ。美術館もそうですが、図書館も静かな雰囲気で落ち着きます。

■ジュエリースペシャルオファー
12月15日(日)~1月13日(月)‬
‪11:00AM~7:00PM‬
‪12月18日, 1月8日は定休日 / 12月17日はアポイントのみ‬
‪12月22日,23日はアンティークフェアin新宿出店準備のため店休日‬
‪12月24日,25日,26日はアンティークフェアin新宿出店‬
‪12月27日~1月4日まで年末年始休業‬
エンジェルコレクション
‪東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル208号‬
tel ‪03-6228-6230‬ もしくは090-1832-7704
★ジュエリースペシャルオファー特設ページへ*** ‪http://www.angelcollection.jp/specialoffers.htm

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今日は「カルティエ、時の結晶」展へ

2019-12-11 | 展覧会

 お休みの今日は、六本木の国立新美術館で開催中の「カルティエ、時の結晶」展へ河村と二人で出かけました!混んでいることを想定し、ゆっくり午後遅い時間から出掛けたのですが、来週16日までの会期のせいか会場は凄い混雑(これから行かれる方は、朝一番に入館されるのが良いかもしれません。)、会場内は「老若女女」という感じでしたので、老いも若きも女性にとって「カルティエ」というブランドは特別なものだと再認識。私達が興味を持って見るのはアンティークらしいテイストの1900年代初頭のジュエリーですが、今回は2000年以降の作品も沢山展示されていて、その沢山の色石を使ったジュエリーに「これだけの(色やサイズの揃った)色石を集められるのは、流石カルティエ!」と頷き合い、100キャラットを越える大きな色石の数々に唖然としながら、歩を進めました。

 でも、やはり興味深く長時間眺めたのは、1905年の特注品だというこのティアラ。持って行ったルーペで眺めると、今まで見たことのないほど繊細なミルグレインが!そして大きなダイヤなのにとてもクリア!いったいどんな女性の頭を飾ったのでしょうね。他にも、1906年の作品、ストマッカーを飾る巨大な「リリー」ブローチ、1906年のリボンとレースのブローチ、どれもこの時代に出始めたばかりのプラチナ製のジュエリーです。

 ずっと以前、2004年に京都の醍醐寺で開催された「エットレ・ソットサスの目がとらえたカルティエ宝飾デザイン」の時は(この時は日本開催は醍醐寺だけでした。)、ほぼ古い作品ばかりでした。色石を散りばめたアール・デコのヴァニティーケースが沢山展示されていて、非常に記憶に残っています。昨年、三菱一号館で開催されたショーメ展も良かったですし、またクラシカルな作品も見たいです。 

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来週は「エリザベス王妃とタティングレース展」

2019-09-20 | 展覧会

 秋の恒例、ルーマニア大使館で開催される「エリザベス王妃とタティングレース展」のご案内を、今年も主催される聖光院有彩先生からいただきました。今年も素敵なタティングレース作品のDMをどうぞご覧下さい。会期は来週月曜日から。普段足を踏み入れることの出来ないルーマニア大使館に入るチャンスですよ!

 エンジェルコレクションでもアンティークのタティングレースをお取り扱いしていますが、こちらの展示会ではルーマニアのエリザベス王妃(1843年~1916年)のタティングレースの復元品や、タティングレースの資料や古典作品、日本、ルーマニアのタティング愛好家の方々のタティング作品がご覧いただけます。タティングレースに興味のある方、愛好されている方は是非お出掛け下さい!

「エリザベス王妃とタティングレース展」
9月23日(月)~25日(水)
10:00~13:00、14:00~17:00(最終日15時閉場)
※13:00~14:00は大使館昼休みのため入場出来ません。
ルーマニア大使館
東京都港区西麻布3-16-19
※お電話での問い合わせはできませんのでご注意ください。
地下鉄日比谷線 広尾駅 3出口から徒歩約7分
入場無料

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藤田嗣治展へ

2018-10-03 | 展覧会

 

 お休みの今日は上野の都美術館へ藤田嗣治展へ。10月8日まででしたので、行くなら今日が最後。混雑することも考え、終わりがけの4時に美術館へ滑り込みました。(閉展が近いからでしょうか、夕方でも凄く混んでいました。)

 私達のお気に入りのフジタ。実は何年も前、ランスのシャンパーニュのマムの敷地内に晩年のフジタが手掛けた礼拝堂を見に行ったものの、冬期閉鎖で見ることが出来なかったことがあります。

 今回は大回顧展ということで、初期の作品から晩年の作品まで体系的に沢山の作品を見ることが出来、藤田の絵画に度々出てくるトワル・ド・ジュイの布やアンティークの陶器に、より興味をそそられました。(フジタは手仕事のアイテムが好きだったようですね。)

 戦時中に描かれた絵画については承知していましたが、メキシコや南米に絵を描きながら旅したことを初めて知り、その時代のカラフルな絵画を驚きを持って眺めました。メキシコといえば北川民次等が有名ですが、その時代は南米が新鮮だったのですね。

 でも私が一番好きなのは、晩年の子どもの絵や宗教画。特に君恵夫人が生前手放さなかったという小品に心惹かれました。戦争に翻弄されたフジタの人生、その集大成を眺めにまたランスを訪ねたくなりました。

 このフジタの展示、次は京都に向いますよ。関西の方は京都へどうぞ。

■アンティークフェアin新宿
10月5日(金)~7日(日)
11:00AM~6:00PM(最終は午後5時まで)
スペースセブン・イベント会場
ハイアットリージェンシー東京/小田急第一生命ビル
★エンジェルコレクションのブースは第1会場中央付近です。こちらの会場案内図をご参照下さい。
・新宿駅 /JR・小田急・京王・地下鉄 (徒歩約10分)
・地下鉄大江戸線都庁前駅/E4出口 (徒歩約2分)
・地下鉄丸ノ内線西新宿駅/A7出口 (徒歩約5分)
(問)アンティークステージ tel 03-3425-5905
アンティークフェアin新宿
入場無料
詳しくはこちら***
http://www.angelcollection.jp/schedule.htm

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