いよいよ明日から名古屋でのフェア。今日は終日サロンの飾り付けをして過ごしました。いつもサロンのフェアの時は、自分達の場所のためか、「まだまだ大丈夫。」なんて、ついついのんびりしてしまい、午後3時頃から飾り付けをし、夜遅くまでかかって支度をしていました。が、今日は違います！昼前から飾り付けを始め、途中、発注していたフレームを額屋さんに取りに行ったり、電球を買いに電気屋さんに走ったり、慌ただしくも何とか午後7時過ぎには終了。あとは明日の朝、庭で薔薇を摘んでサロンに飾るだけです。
明日はお天気がいまひとつのよう。「今日中に薔薇を切っておけば良かったかしら。」とちょっぴり気を揉んでいます。明日はどうぞゆっくりサロンへいらして下さい。マリアージュの紅茶（最近はボレロがお気に入りです。）とお菓子も用意してありますからね！
ようやく新入荷の整理も大方終了。明日は、明後日から始まります名古屋でのフェアのため、サロンを飾り付けの予定です。今回はレースやフレームが沢山あるので、どんな風に飾ろうかと考え中。いつもとはちょっと違った新鮮な雰囲気にしたいと思っているのですが、どうなるでしょうか。（毎回そう思っているのですけれどなかなか難しいです。）
今日は残っていたアイテムの整理を。この画像のエシャーワークのベビードレス、画像では分りにくいのですが、素晴らしく繊細な細工なのです。このベビードレスを買付け時も、もちろんドキドキしながら「なんて素敵！」と思って選んだのですが、日本に帰ってきて改めてまじまじ眺めてみると、再びその仕事ぶりに感動してしまいました。
イギリス人が「エシャー」と発音するエシャーワークは、スコットランド中部のカントリーサイドAyrshire（スコットランドでは「エアシャー」と発音されます。こんな場所です。）で作られました。ロンドンよりも遙か北にあるスコットランド、ヴィクトリアン当時、この地域でどのような人々に作られたのでしょうか？ベビードレスを前にして、ふとスコットランドへトリップしてしまいました。
河村は既に写真撮影に入り、もちろんフェアだけではなく、ホームページへ掲載するための準備も着々と進めております。またホームページでも是非ご覧いただきたいと思っています。
そしてまたまた今日も…とくればもちろんアイロン掛け！連日しているのは、今回レースの新入荷が多いせいなのです。それと、先週の神戸のフェアから帰って、なかなか「神戸モード」が抜けず、「まだまだ大丈夫さ！」なんて、新入荷のお手入れ作業に入らずにノロノロしていたせい。気付けば、名古屋でのフェアまであと二日、そのうえ名古屋のフェア終了と共に、次は東京でのフェアに大急ぎで出掛けなければなりません。焦った挙げ句に、今晩は自宅にまで持ち帰って残業しています。
さて、今日サロンに楽しみにしていた物が届きました。それがこのお時計です！！
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実はこれ、先日、日本橋高島屋でのフェアの折、仲良くしていただいている時計を専門に扱うディーラーから譲っていただいた物。（ホームページの“My Faivorite”でもご紹介しておりますように、私は「お時計好き」なのです。）オーバーホールを終えて、やっと私の元へやって来ました。今までも自分の腕時計は、買付け先のロンドンでアンティークの物を入手したことがありましたが、メンテナンスの大変さから、最近では「時計だけは時計屋さんから。」というのを私達の持論にしています。自分の物でしたら、いくら時間が遅れようが、止まってしまおうが、問題ないのですが、商品となるとそういう訳にはいかず、うちでは時計は扱っておりません。
今まで、こうした色石の時計には、あまり興味の湧かなかった私ですが、河村の「素敵なのがあるから、見せて貰ったら。」の声に、さほど乗り気でなく見せていただいたところ、河村からそれがどの時計を指すのか聞かなかったにもかかわらず、河村推薦の時計に目が留まってしまいました。ルビーとダイヤが散りばめられていて繊細な作り、私がいつもしている母の伯母から伝わったルビーの指輪にもぴったりのラヴリーな時計です！
ふたりとも妙に気に入ってしまい、その場でお願いし、私の手首のサイズに合わせて縮めて貰い、オーバーホールを経て、ようやく手元にやってきました。「何かの記念」という訳ではありませんが、自分のためにアンティークを購入することはとても珍しいことなので（悲しいかなそれがアンティークディーラーの宿命です！）、嬉しくて嬉しくて記念撮影。アイロン片手に奮闘しながらも、ちょっぴり「お客様のキモチ」になった一日でした。
今日は布地のお手入れ、そして今日もアイロン掛け。大きな布地を前にして、重いアイロンを片手に髪を振り乱しながら奮闘していたその時…「ピンポーン」とインターホンが鳴りました。河村が所用で留守をしていたため、「あら、誰かしら？佐川急便さんが伝票持って来られたかな？」と玄関へ向かいます。まずはドアの覗き穴から覗いてみると、女性ふたりの姿が。佐川さんじゃない！
布地の手入れをしていた私の姿は、普段着のGパンで布地の糸くずだらけ、額には大汗、でもドアを開けない訳にはいきません。恥ずかしながらそっと開けると、「こちらはお店じゃないんですか？」とわざわざ来てくださった名古屋にお住まいのお客様でした。
「今は何も並んでいないのですよ。今週末でしたら、新入荷フェアで、すべての商品をご覧いただけますので。」と申し訳ありませんが、お引き取り願いました。
せっかく来ていただいたのに申し訳ないやら、そんな姿でお目にかかったことが恥ずかしいやら、なんともいえない気持ちでお送りし、また布地のお手入れに戻りました。名古屋でのフェアは今週末31日からです。フェアの期間中は自由に来ていただけますので、どうぞお近くの方はお気軽にお越し下さい。
画像は今回入荷したコサージュの一部。河村曰く、この画像のことを「コサージュの掻き揚げみたい。」ですって。ちなみに今晩の我が家の夕ご飯は揚げ物でした。
新入荷のレースの山を前に、今日は恒例のアイロン掛け！その前に、少し汚れの目立つボーダーがあったので、こちらをエンジェルコレクションの秘密兵器（というほどのものでもありませんが）、いつもイギリスで購入している浸け置き用の洗剤に入れてほっておきました。2時間も置いておいたでしょうか、思いの外きれいになったことに気をよくしてすすぎ、こちらもアイロン掛け。
それがこの画像のカットワークとホワイトワークの刺繍ボーダーですが、こうしたカットワークのものは、きちんと乾かさずに生乾きの時に、濡れて縮んでしまったカットワークを伸ばしながらアイロンを掛けるのがコツです。（一度縮んで乾いてしまったカットワークを伸ばすよりずっと楽です。）
慣れたカットワークのアイロン掛けですが、今日のボーダーは広巾のうえにペチコートの裾に付いていたらしく2m近くの長さがあってなかなか大変。おまけに輪になったままの状態で、よくよく見てみると、とてもきれいに刺繍の柄を合わせてつないであって、なんだか切ってしまうのにしのびなく…。日頃から自らの体力を自慢にしている私ですが、力いっぱいアイロンで2mの長さのボーダーを伸ばした後は、流石にぐったりしてしまいました。
ですが、このボーダーは手刺繍。ということは、19世紀当時のお針子さんはせっせと時間を掛けてこれを刺繍した訳で、それはアイロンで伸ばすよりもずっとずっと大変なこと、本当に頭が下がります。今日は、アイロン掛けからお針子さんの苦労を想像してみました。（笑）
いよいよ来週末は名古屋での新入荷フェアということで、今日はDM用の画像の撮影。先週までの神戸でのフェアの気合い（？）がなかなか覚めやらず、未だ「神戸モード」から気持ちが戻りきっていませんが、この週末はすっかり頭を「名古屋モード」に戻し、まだサロンに山と積まれている新入荷の整理に励みたいと思います。（という訳で、この画像に掲載の商品はまだ「手付かず」ですので、お問い合せはどうぞご遠慮下さいね。）そうそう、ホームページの更新の準備もしなくては…。
さて、このブログを読んでくださっている方で、mixiの会員になっていらっしゃる方はいらっしゃいませんか？お客様のおひとりがmixiに「エンジェルコレクション」というコミュニティを作って下さいました。会員の方は是非コミュニティへお越し下さい！
昨日は終日お休みをいただき、今日からサロンへ出勤。留守中に滞っていたことからゆっくり始めています。
そんな今日ですが、晩に自宅へ帰ってからはそれぞれゆっくり「自分タイム」。河村は、彼の愛するボサノバをフィルムにした“This is BOSSA NOVA”をレンタルしてきてDVD鑑賞。そのボサノバが流れる中、私はかたわらのソファで留守中に届いた「おてんばキクちゃん巴里に生きる」を読書。
今回届いたこの本、実は先日買付け先のパリで、日本人の知人から「98歳になる日本女性が、今でも70年前と同じアパルトマンに住んでいるのよ。」と聞いたのがきっかけ。「確か亡命したロシア貴族と結婚して本も出していたはず…。」との言葉からインターネットで検索し、この本にたどり着きました。何でも、70年前と全く同じ間取り、同じ設備のアパルトマンに住んでいるとかで、中の様子はまるでアンティークらしいのです。その時も、「98歳って、アンティークだったらエドワーディアン、いやフランスだからベル・エポックか？」なんて言っていたのですが、本当に1910年生まれで、戦前から戦中（なんと第二次世界大戦中も日本に帰国しなかった貴重な日本人なのです。）、そして戦後をパリで過ごしたバイタリティー溢れる女性の自伝に、時間が経つのも忘れて一気に読み耽ってしまいました。
「古き佳きパリ」の雰囲気が伝わってくるだけでなく、日本から遠く離れた（当時はまだフランスまで船旅の時代です。）パリでたったひとり生きていた彼女の強さに惹かれて興味深く読んでしまいました。こちらは「おすすめフランス本！」に仲間入りさせておきますので、興味のある方はどうぞご覧になってみて下さい。
そうそう、河村が見ていたDVDですが、次々出てくるボサノバの曲が素敵でしたので、こちらもすぐにサントラ盤を購入。あぁ、インターネットってなんて便利なんでしょう！
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This is BOSSA NOVA 価格：￥ 2,520（税込） 発売日：2007-07-25 |
大丸神戸店で開催しておりました色葉さんとのコラボレーション「パリジェンヌの宝石箱」展も、ようやく終了、元町までお越しいただきました皆様、ありがとうございました。昨晩遅くに懐かしの我が家へ帰ってきました。
思えば、4月の半ばに大阪の阪神百貨店のフェアで自宅を出て以来、大阪、東京の日本橋高島屋、ヨーロッパに買付け、そして今回の神戸と続き、本当に久し振りに自宅で過ごす時間です。今日は久し振りのお休みをいただき、今朝はゆっくり起きて、お昼間は河村と一緒にお出掛けをして、お昼を食べ、お買い物をし（いつもデパートでお仕事をしている私達ですが、実際には、デパートへお買い物に行くことって実はものすごく少ないのです。）、お休みの日を満喫しました。
いつもフェアが終わったひととき、河村と一緒にちょっぴり贅沢なランチを楽しみながら、「今回の反省会及びこれからの抱負を語る」という作業を繰り返しています。今日もまた、最近のフェアの様々な出来事を思い出しつつ、私達の「これから」について意欲的に意見を交換し合いました。長く続いたフェアですが、まずは心身ともリフレッシュし、次回からはさらに、今よりももっと魅力的な「エンジェルコレクション」にしていきたいと思っています。
いよいよ神戸でのフェアも明日で終了。今日は、お客様が途切れた夕方の会場を抜け出し、目と鼻の先の神戸ドールミュージアムへ。先日、オーナーご夫妻が店頭に遊びにいらして下さったので、お礼がてら出掛けました。
実は以前、もう二年以上前になるでしょうか。広島でのお仕事の帰りに、神戸に立ち寄った際、こちらのミュージアムを見せていただいていたのですが、またそれから展示替えもされているとのこと、河村ひとりに店頭を任せてあることに後ろ髪を引かれながら、大急ぎで拝見しました。
まずはドールミュージアム一階のショップタイムロマンに足を踏み入れたときから、ぎっしり並んだお人形や小物に「キャ～、かわいい！！」と心はまるで「乙女」に。今日は奥様にはお目にかかれませんでしたが、気さくで優しいオーナーさんとおしゃべりをし、時間を気にしながらも二階と三階のミュージアムへ。それこそ素晴らしいお人形の数々に、頭がクラクラしながら一点一点食い入るように見つめてしまいました。
私のお気に入りは看板娘でもある赤いお洋服を着たブリュー・ジュンでしたが、今回実際にお人形達を拝見して、小さなシモン＆ハルビックの可愛さにも目覚めてしまいました。本当は、まだまだゆっくり見ていたかったのですが、ひとりで店頭にいる河村が気になって早々退散。またゆっくりお邪魔して、お人形達を堪能できる機会があることを祈りつつ、大急ぎで大丸に戻っていきました。
連日のデパートでのフェア、デパートは営業時間が長いため「早番」「遅番」を決め、河村が朝一番でフェアの開催されている大丸に入り、私は少し遅れて。そして夕方、閉店にはまだ幾分早い時間に河村は帰っていき、私は閉店まで、というように二人で時差出勤（そんな言葉ってありましたっけ？）しています。
そんな今日、「さぁ、そろそろ出掛けましょうか。」とホテルで支度をしている私に河村から「今どこ！？すぐ来て！！」と尋常ならざる声で電話が！それだけ言ってプツッと切れてしまった電話。河村の緊迫した声に、いつもは大丸まで15分ほど散歩がてらトコトコ歩く道のりを、ホテルの玄関に駐まっていたタクシーに飛び乗ってしまいました。
あっという間に大丸に到着して、バックヤードの階段を駆け上がり、会場に着きましたところ…見覚えのある後ろ姿が！今までもたびたび神戸骨董祭に来てくださる姫路からのお客様ふたり、アンティーク好きの仲良しペアで、おひとかたは名古屋のサロンにまで来て下さったことのある方です。まさか今回お越しになると思っていなかったので、「えぇっ！！どうしてここに！」と思わず叫んでしまい、嬉しい再開を果たしました。姫路からですと、大丸のある元町まで在来線で45分ほどで来ることが出来るそうで、子育て中でお忙しいおふたりは、「朝、5分の電話で行くことに決めた！」とのこと、忙しい生活の合間を縫ってお越しいただきました。アンティークを前にして、あれこれ楽しくお話しし、気付くともうシンデレラタイム。「2時までには姫路に戻らないと！」と昼食も取らないまま、また大急ぎで帰って行かれました。
今回も、わざわざ遠くから来てくださったお客様が沢山。本当に、皆様に感謝です！
