クリスマス寒波が収らない今日は今年最後の定休日。そんな年末の寒空の下、河村に連れて行かれて今日は小金井にある江戸東京たてもの園へ出掛けました。 名古屋に住んでいた頃は明治の建物が保存されている明治村によく出掛けたものでしたが、河村の「きっとここも楽しいから!」という言葉に惑われされ(?)、寒い中、買付けの時とほぼ同じだけ着込んで出掛けました。私達の住む中央区から小金井までは1時間半ほど。「武蔵野」を思わせる木立の中にある江戸東京たてもの園までは、ちょっとした「旅」でした。
半信半疑で出掛けてみると、江戸時代から昭和初期まで様々な建物の揃ったここもワンダーランド!実際に建物の中に入ることも出来る体験型の展示で、河村の予言通り(笑)、凄く面白かったです。(ただし、板の間ばかりでとても冷たかったので、「マイスリッパ」を持って、脱ぎ着しやすい靴でお出掛けになるのがおすすめです。)どうぞ展示品の数々をご覧下さい。(画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。)
大正14年築の田園調布の家。平屋で陽がさんさんと降り注ぐクリームイエローの住みやすそうな家。住むのなら断然ここです!木々に囲まれた感じも良かったです。
コルビジェの弟子だった前川國男邸。戦時中の物の無い時代に作られた邸宅ですが、元祖和風モダンという感じでしょうか。
大川國男邸の内部。内部もやっぱり和風モダン、家具もとてもマッチしていて格好良かったです。
昭和12年築のモダンな常磐写真場。二階が写場になっていてアトリエのように北向きの安定した光が入るようになっています。
江戸時代に建てられた農家の吉野家。元々は三鷹にあったのだそう。
内部にはいろりも有り、「トラディショナルな日本の農家」という感じ。ここ江戸東京たてもの園の来訪者は外人比率がとても高かったです。
こちらは商店街が連なる街並み。このゾーンが古い東京の街並みに迷い込んだみたいでとても楽しかったです。
この立派な唐破風はお寺ではなく足立区にあったお風呂屋さん。福井出身のご主人が郷里から気に入った職人を呼び寄せて建てた昭和4年築の建物です。
この通り、天井も高く、中もとても広いのです。昔のお風呂屋さんて立派ですね~。
「いい湯だな~♪」実際に営業していたらいいのに!
昭和8年築、白金五丁目にあった小寺醤油店です。
内部も当時の様子が再現されています。下の白い容器はお味噌ですかね?
こちらも白金台にあった乾物屋の大和屋本店。昭和3年築の看板建築です。タバコ売り場のコーナーもシブイです。
左は神田にあった文房具店武居三省堂、右も神田にあった花市生花店。どちらも昭和初期の看板建築です。花屋の店舗がなんとも洒落ています。

生花店のファザードはかなりデザインされています。
こちらも神田にあった荒物店の丸二商店。英語の表記には“kitchenware shop”となっていました。確かに店内には鍋やヤカンが。斜めに張られた銅板と屋根のデコレーションが素敵!

こうした商品を集めてくるのもきっと大変なはず。懐かしいアイテムでいっぱいでした。
こちら中央区新富にあった昭和2年築の個人宅植村邸。銅板葺きのそこここには、東京大空襲の爆撃の痕跡が見られます。やはり銅板葺きって火災に強かったのですね。
荒物店の角を曲がると庶民的な下町の佇まい。思わず「ごめんくださ~い。」と入っていってしまいました。最近「ごめんください。」なんて言う機会、ありませんよね。なんだか少し淋しいです。
最後は昭和3年築、台東区池之端にあった村上精華堂。化粧品や小間物を売る店だったここはイオニア式の柱がモダン、洒落た作りです。
世の中は年末で大忙しだというのに、終日ここで遊び、散々歩き回って、帰りの電車で思わず爆睡してしまいました。凄く楽しかったです!ここおすすめです!!
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