長かったプランタン銀座のフェアも終わり、昨晩無事、名古屋の自宅へ帰り着きました！これで今年もようやく仕事納め。皆様には今年一年お世話になり、ありがとうございました。
思い返せば、今年はいつもより多く買付けに出掛けたり、沢山東京へ出向いたり、夏にはずっと出張のお仕事が続いたり、例年になく目まぐるしかったように思います。その反面、出張続きでホームページの更新がなかなか思うようにいかなかった点を深く反省。来年は、もっとホームページにも力を入れたいと思っています。
どうぞ皆様も良いお年を！年末年始は12月31日より1月4日まで休業いたします。年明けは1月5日より「初売り」がスタートいたします。予約制ですが人気の福袋もあり！（詳しくはこちらをご覧下さい。）どうぞお誘い合わせのうえ、サロンへお越し下さい。
15日間と長かったプランタン銀座アンティークバザールも、やっと今日で終了！年末のお忙しい時期、店頭までお越しいただきました皆様、ありがとうございました。
今日は午後6時にアンティークバザール会場が閉場してから、片付けをし、そのまま一路名古屋まで車で帰ります。年末の高速道路が帰省ラッシュで混まないのか少し心配ですが、なにより早く帰りたい気持ちでいっぱい。年間の半分以上を出張で過ごし、日頃「どんなベッドでも眠れる！」なんて言っている私達ですが、流石に自宅の自宅のベッドが恋しくなってきて、今日帰ることが嬉しくてたまりません。
今日一日、頑張ってプランタンで過ごさねば！ホテルの窓から見えるこの景色ともお別れです。
今日は27日。昨日、もしくは今日が御用納めだった方も多いかもしれませんね。私が朝バスで通る築地も溢れんばかりの人。皆、「場外」と呼ばれる築地市場周辺の商店街でお正月用の買い出しをするためです。プランタンのある銀座も、年越しのお買い物をする人でいっぱい。私達のいるプランタンも終日お客様で賑わっていました。
私達も連日銀座で過ごし、はや十三日日。そろそろ里心、というか連日のデパートでのカンヅメ生活に、どこか田舎の美味しい空気が吸いたくなってきました。そんな時の強い味方インターネット！ここ何年か夏休みを過ごす能登島の風景をみつけ、美しい海がすっかり恋しくなってしまいました。（本当に美しい景色なのですよ！）あぁ、旅に行きたいなぁ。
プランタンのアンティークバザールもあと三日。銀座でお買い物の際は是非お立ち寄り下さいね。
プランタン銀座アンティークバザールのため、東京で過ごすのもようやくあと数日。今回は二週間の会期のため、持ってくる荷物もハンパではありません。すべて車に載せられるからいいようなものですが、私と河村の二人分を合わせるとちょっとしたお引っ越し並になります。（河村は、専用のキャリーバッグに入れて、先日サロンで使うために購入したネスプレッソのコーヒーメーカーまでホテルの部屋に持ち込んでいます。笑）
沢山の荷物と一緒に東京にやって来たはずなのに、今回の私のたったひとつの忘れ物。それはここ最近愛用している香水、ディオールのジャドール。「荷物に入れなくっちゃ。」と思っていたにもかかわらず、自宅のバスルームに置いたまますっかり忘れてきてしまったのです。身繕いをして、最後にシュッとひと吹き身体にかけてからお出掛けするのが習慣で、それを忘れるとなんだかお化粧の仕上げをしていないような、ちょっぴり不安にさえも駆られる私なのに、東京に着いて荷物を広げてみても、どこにもジャドールの瓶が紛れていない！
仕方なく銀座のデパートに見に行ったのですが…日本で買うと香水って高いのですね～！たいしたお値段の違いはないのかもしれませんが、いつも空港の免税品でしか手に入れたことがないので、ちょっとびっくり。しかも今回、私の欲しい30mlの小瓶はどこにも売っていない…。自宅にはまだまだ大きな瓶に沢山残っていたこともあって、そのまま購入せず戻ってきてしまいました。
その後、インターネットで「ちょっぴりの量で良いから売っているところはないかしら？」とさほど期待しないまま探していると、ありました！ありました！オークションサイトに、量り売りで、しかもアトマイザーに入れて送ってくれるところを発見。早速注文するとすぐにお返事が来て、その日のうちに入金すると、すぐ翌日には滞在しているホテル宛に送られてきました。本当にインターネットって便利！そんなことを実感した出来事でした。さぁ、今日もジャドールを振りかけて出勤です。
皆様クリスマスはいかが過ごされましたか？私達のイヴは、プランタンでのお仕事が終わってから、築地に住むお友達のアンティークディーラーのカップルのおうちへ。フランスアンティークを扱い、大のフランス通で食通でもあるN氏とY嬢のカップルは私達の大切なお友達、東京やパリで一緒にお食事をしたり、おうちへお邪魔したりする仲です。
昨日は、前々からY嬢ご推薦のピエール・エルメのクリスマスケーキを予約しておいてくれ、彼女の手料理に私達持参のピンクシャンパンで乾杯しました。昨日のメニューはフレンチで、前菜にイベリコ豚の生ハムとパプリカのマリネ、ホタテの香草焼き、メインに牛肉の赤ワイン煮ブッフブルギニヨン、食通の彼女だけあってとても本格的です。「私が料理しますから！」と軽く言っていたY嬢ですが、お昼間から私達のためにずっと心を込めてお料理をしていてくれたかと思うと、私も河村も大感激でした。
お料理のこと、パリのこと、彼らが先日の買付けのついでに立ち寄ったスペインのセビリアの話、これからの自分たちのお仕事の方向性などなど、楽しくお話をしているうちにすっかり時間を忘れてしまい、気付いたら午前0時を回っていました。
美味しかったお料理の数々をご紹介。イベリコ豚の生ハムとパプリカのマリネ、せっかく美しい色合いだったのに、あまりの美味しさに写真を撮るのも忘れて食べてしまいました。ですからホタテの香草焼きから。
Y嬢の話では、ホタテを開けるのにとんでもなく大変な思いをしたとか。（彼女は貝柱を切ってから開けるのを知らなかったのだそう。）香ばしくって、 残ったオリーブオイルも皆パンに付けて食べてしまいました。
柔らかく煮込まれたブッフブルギニヨンは、まるでフランスで食べるときのようです！小さなペコロスがまた、甘みを添えて美味しかったです。
これがみんなの楽しみにしていたピエール・エルメのパッションフルーツのクリスマスケーキ！シトロンを思わせる美しい黄色、期待が高まります。
これがケーキの断面図！パッションフルーツはもちろん、様々なナッツ類、抹茶までも入っていて、何とも複雑な風味。とても美味しかったです。
実は、私以外の三人はアルコールはまったくダメ。アルコールにめっぽう弱いくせにシャンパンの大好きな河村のこのオデコの色を見てやってください。
この淡いピンクのラデュレのマカロンのボックス、可愛いでしょ！？こちらは、先日プランタン銀座アンティークバザールにお越しいただいたお客様からいただいたもの。どうもクリスマスバージョンの限定品らしく、イラストがとても可愛い！特にエッフェル塔好きとしては、グッときてしまうアイテムです。
この夏オープンした銀座三越のラデュレですが、いつもはお買い物をするだけで何十分も並び、併設されているサロンに入るのには、もっと時間がかかるのだそうで、まだ入ったことがなかったのです。いえ、何度となく通り過ぎてきたパリのラデュレでさえ、ウィンドウの撮影はしても、入ってお買い物をする気持ちの余裕がなく、一度もお買い物をしたことがなかったのです。という訳で、これが私の初ラデュレとなりました。（笑）このボックスが入っていた、同じ柄のピンクの紙袋もとても可愛かったですよ。どちらも名古屋まで持って帰ります！あ、もちろん中身のマカロンもとても美味しかったです。
銀座三越のラデュレのサロンは、実は23時30分まで営業。意外に夜のサロンが並ばずにすんでおすすめかもしれません。
クリスマスイヴの今日は、皆様いかがお過ごしでしょうか？私達はプランタンが閉店後、築地に住む仲良しのアンティークディーラーのカップルのおうちでクリスマスパーティーの予定。とても楽しみです。
先日12月9日、NHKの番組「プロフェショナル・仕事の流儀」をご覧になった方はいらっしゃいませんか？その日はロシアのボリショイバレエ団で踊る史上初の外国人、岩田守弘さんの特集でした。たまたま仕事から帰って晩ごはんを食べながらつけたチャンネルがそれ。普段、真剣にテレビを見ることなど皆無の私なのですが、この時は画面に釘づけで、番組の放送していた45分はあっという間に終わってしまいました。
と、いうのも…流石、ボリショイ初の外国人ソリスト、というだけあってその高い技術は素晴らしく、彼の何気ない動きのひとつひとつがバレエの動作に見えてしまうから不思議。また、ボリショイに入っても、なかなか役を得ることが出来なかった不遇の頃の話には心打たれるものがありました。そして何より、海外で日本人が活躍することがどれほど大変かを思うと、「きっと彼も遠いロシアの地で日本人代表として頑張っているんだろうなぁ。」と胸が熱くなりました。（そう、彼はロシアの地に居ながらも「日本のサムライ」のように思えるのです。）
そして、明日24日にNHKのBS2で17時15分よりこの時の「プロフェショナル・仕事の流儀」が再放送されます。とても素晴らしい番組でしたので、機会があれば是非ご覧下さい。私も名古屋の母に頼んで録画して貰おうかな。
第104回「プロフェショナル・仕事の流儀」 「悔しさを、情熱に」 バレエダンサー 岩田守弘
youtubeでも彼のラバヤデールの「黄金の仏像の踊り」を見ることが出来ます。
この小さな子供の靴用の木型、実は昨日の日曜日、お客様のお一人からいただいたもの。プランタンにお越しになる前に、有楽町の東京フォーラムで開催される「大江戸骨董祭」でペアでお求めになったそうで、その片方をいただきました。
サイズは10数センチでしょうか。小さなサイズが可愛い足型、なんとその方はペン立てとペーパーウエイト代わりに電話の横に置かれるのですって。確かにペン立てにするとペンがぴったり収まります。「そんな使い方もあるのですね！」と感心してしまいました。
我が家は、リビングに大きなパインのテーブルの上に電話を置いていて、その上にメモ帳と一緒に置いたらきっと素敵になりそう。私も自宅に帰ったら、早速自宅で同じように使おうと楽しみにしています。
プランタン銀座アンティークバザールも、ようやくスケジュールの半分までやって来ました。年末、銀座へお出掛けの方は是非お立ち寄り下さいね。
プランタン銀座アンティークバザールのため、銀座で過ごすのも、もう5日目。土曜日のお休みの日、年末の今日の銀座は凄い人でした。
そんな中、この画像のクリスマスツリーは銀座五丁目にある七宝焼きの老舗、安藤七宝店のウィンドウでみつけたもの。額の中に入った七宝焼きのツリー、ちょうどこの画像の大きさぐらいの小さなものです。
この安藤七宝店、実は名古屋に本店があることをご存じでしょうか？思い起こせば、明治生まれの祖父母が生活していた我が家には、安藤七宝店の煙草入れやら、灰皿や文箱、茶托などがあり、ごくごく普通に使っていた記憶があります。元々、七宝焼きは、江戸の末期に尾張藩士によってその製法が発明され、今でも名古屋に隣接する街のひとつには七宝町という名前が残っています。
そしてこの銀座の安藤七宝店のある銀座五丁目、六丁目は、江戸時代には「尾張町」と呼ばれていた地域。まだ浅瀬だったこのあたりを（江戸時代の初期、今の銀座の場所では潮干狩りが出来たのかもしれませんね。）尾張藩の手によって埋め立てられたことから名付けられました。もう今では地図上には「尾張町」という名前は残っていませんが、銀座の街を歩いていると、ふと目にすることがあり、私の地元でもある名古屋の昔の名前「尾張」の名前を見る度、「何か名古屋にゆかりのある場所だったに違いない。」とソワソワしていたのでした。そして、このたび調べてみましたら、私が思っていたとおり、尾張と縁が深いことが判明、ずっと疑問に思っていたことが解明し、これで気分がすっきりしました。
そんなこともあり、安藤七宝店のウィンドウを覗く度、「おたくも東京に出てきて頑張っているわね。」と、まるで同士のような気持ちが湧いてきます。クリスマスシーズンのこの時期は、小さなクリスマスツリーやリースをかたどったブローチがウィンドウに並べられていて、またいつもとは違った華やかさ。ちょっぴり欲しくなってしまいます。
プランタン銀座アンティークバザールでお越しになったお客様とお話をしているうちに、なんとプランタンのすぐ裏、和光の並木館でアンティークレース展を開催中であるという情報をGet！「ええっ？レース展！？いったい何が見られるのかしら？」と好奇心でいっぱいの私は、今朝プランタンに出勤前に早速出掛けてきました。
会場は、最近改装を終えてオープンしたばかりの銀座四丁目の和光本館ではなく、並木通りにある和光の並木館の5階にある並木ホールです。エレベーターで上がり、扉が開くと…そこはいちめんアンティークレースの世界でした！！
今回のレース展は、イタリアのマシーンレースメーカー「アルナルド・カプライ」の膨大なアンティークレースコレクションの中から「レースの中の動物たち」というテーマで、16世紀のレースから19世紀の様々な種類のレースと手芸道具が展示されており、沢山の貴重なレースが並んだ大変贅沢な展示会でした。16世紀のグロ・ポワンやプント・イン・アリアなどの古いイタリアンレースあり、同じくポワン・ド・フランスなどの古いフランスレース、ベルギーのボビンレース、ニードルポイントレースあり、レース好きな方にはたまらないと思います。日本でこんなに沢山のハイレベルなアンティークレースを見る機会はそうそうないと思います。レースがお好きな方も、特に興味のない方も、是非和光へ！そうそう、入場料無料というのもポイントですよ！
ただひとつ、私が「残念だな～。」と思ったのは、当たり前ですが、これが実際に買い求めることが出来ないこと。展示会なので、当然といえば当然なのですが、アンティークディーラーとしては、やっぱり自分が入手することが出来ないのは、「なんだかつまんない。」のでした。（笑）
「レースの中の動物達 ―アンティークレースの世界―」
2008年12月17日(水) ～ 2008年12月25日(木)
10：30～19：00（最終日は17：00まで）
和光並木館5F並木ホール
