ひとまず今日でお店での20周年セールは終了。この週末はアンティークフェアin新宿に場所を移し、セールを続行!皆様のお越しをお待ちしております。
さて、エンジェルコレクションの20年はこんな蔦の絡まるカフェから始まりました。それまで、お勤めの傍ら、大学時代に専攻した日本画を描いていたのですが、お勤め先の都合で急遽退職することになり、当時ロンドンに留学中だったお友達を頼って、いきなりアンティークを仕入れにロンドンに飛んでいったのが、人生初の買付けでした。(それまでアンティークのお仕事なんてしたことがなかったのに、今思うと、何という大胆!まだ20代でした。)帰国後は、行きつけだったこちらのカフェのオーナーさんのご好意で、お店の一隅をお借りしてアンティークフェアを開催。手作りのチラシを作り、近所のおうちにせっせと歩いてポスティング。(流石に自分でポスティングしたのはこれ一回きりで、その後、新聞の折り込みチラシを入れることを覚えました。笑)そのチラシというのも、物を売るにもかかわらず「文字ばかり」というシロモノで、今の「買付け日記」の原点のような物になります。
そんなカフェの一隅から、ギャラリーを借りて定期的に展示会をするようになり、デパートや骨董祭のお仕事をいただくようになり、買付け先で偶然同じ物を取りあった河村とコンビを組んだのが8年目(買付けはいつでも真剣勝負!河村との出会いは、それは険悪なものでしたよ。)、9年目に初めて名古屋にサロンを開きました。今から4年前の震災直後に、銀座に移ったのは皆様よくご存じのことと思います。本当にお客様、買付け先のフランスやイギリスのディーラー達、お仕事先の方々、数限りなく色々な方にお世話になってきました。改めて皆々様に感謝!誠にありがとうございます。
この20年で印象深いのは、まだひとりで仕事をしていた頃、初めて福岡の骨董祭に名古屋からひとり車で出掛けた時のこと。(神戸からフェリーに乗ったため、掛った時間は16時間以上。「福岡はロンドンよりも遠い!」と思いました。)もうひとつは、河村と一緒に京都骨董祭終了後、大急ぎで搬出をし、京都から日本海側の舞鶴まで北上、深夜のフェリーに乗って北海道の仕事へ行ったこと。買付けでは、まだ駆け出しだった頃、イギリスの田舎のフェアで、自分ひとりで運べる許容範囲以上の品物を仕入れて途方に暮れ、あまりの重さに涙目になりながらトボトボ歩いていたこと。ひとりで夕暮れ時の南仏に着いたものの、田舎の駅にはタクシーが来ず、3時間もその場で立ち尽くしていたこと。(その後、キセキのようにタクシーに乗ることが出来、英語をひと言も解さない、でもとても親切なマダムのホテルに無事到着しました。)同じく、まだひとりの頃、ホテルの手違いで、ウォータールーの駅で寝る(!)羽目になってしまったことなど。その時は「ひえ~!」と思っても、今から思い出すと笑えることばかり。その反面、プロヴァンスを河村を横に乗せてレンタカーで回ったことなどは楽しかった思い出です。
これからもまた、一生懸命、でも楽しくお仕事が続けて行くことが出来ればと思っています。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
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