来週末のお人形のフェアの前にホームページをUP すべくただいま準備中です!今日はこのボーヴェ刺繍のファイルを作成。ボーヴェ刺繍はフランスの北部ボーヴェ地方特有の刺繍ということ、ケーブルステッチだけで刺されているこということは知っていましたが、いつものようにテキストを書くため、改めて様々な文献を調べてみると、新たな真実が!ボーヴェ刺繍が、元々は中国に由来すること、ポンパドール夫人に愛され、18世紀のフランスで大流行したことが分かりました。そしてリュネビルと同様、先がとがった繊細なかぎ針が使われることも。
そういえば、今まで何度となくフランスやイギリスの美術館で見てきた18世紀の男性の宮廷衣装にも美しいボーヴェ刺繍が施されていたことを思い出しました。(エンジェルコレクションでも以前、ボーヴェ刺繍が施されたジレのためのシルク生地を扱ったこともありましたね。)そんなロココの時代まで遡ることの出来るフランスの刺繍技法です。