さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

フランスのストライキ

2019-12-06 | 

 昨今、ニュースを賑わせているフランスのスト。ついに昨日12月5日からフランスはかつてない大規模ゼネストに突入しました。下の画像の通り、パリのメトロは朝夕の通勤時間帯はかろうじて僅かな路線は動いていますが、ほぼ終日大半の路線はクローズ。今回はフランス国鉄の年金制度を巡ってのスト(今まで通りの恩恵を受けたい国鉄職員と定年を引き上げ年金制度の見直しをしたいマクロンとの攻防のようですね。今まで国鉄の運転手はなんと52歳で定年だったのですって!)のため、国鉄も9割は運休とか。国際列車のユーロスターやタリスにも影響が出ている様子。それにともない学校も休校、警察、消防、病院、役所、郵便局、電力会社もストに入り、エールフランスもロングフライト以外は欠航が相次いでいるそう。大げさではなくフランスは麻痺状態。こういう時には暴動も起きますし、さらに12月7日はトラックドライバーのストも加わり、高速道路がトラックで封鎖されるらしい、とか。

 この時期にフランスに滞在していなくて本当に良かったと胸をなで下ろすと共に(帰国日がストだったら、いったいどうやって空港にたどり着いたら良いのか…。)、普段フランスでお世話になっているディーラーやお友達のことがとても心配。いつもお世話になっているディーラーのひとりにメッセージを送ったところ、「この週末は、仕事はもう無理だと思う。どうすることも出来ない。ひたすら収まるのを待つのみ。」とフランスのかき入れ時の12月にこんなことになっているにもかかわらず、悔しさを押し殺し達観したお返事。

 今回のストは今のところ無期限とされています。一番恐ろしいのが、エールフランスの運行上のストに当たったり、エールフランスが運営しているシャルル・ド・ゴール空港が閉鎖になること。悪名高い1995年のゼネスト(今回同様、年金改革に対抗したストで、その時はなんと三週間も続いた!)よりも大規模といわれているので、年末フランスへのご旅行を予定されている方は、十分に情報収集なさって下さい。(外務省海外安全ホームページはこちら)兎にも角にも早い収拾を祈っています。

 

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