さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

すずらんのブーケ

2007-04-15 | フェア

 昨日、プランタン銀座の店頭におうちからこ小さなブーケを持って来てくださったのは、アンティークバザールの下の階にあるシビラのショップにお勤めのお客様。私達がひそかに“シビラちゃん”と呼んでいるチャーミングな彼女、お休みの日には千葉にある「草ぶえの丘バラ園」にボランティアとして薔薇のお世話に通う素敵な女性です。

 このパンジーにすずらんがあしらわれた小さなブーケ、思わず「もうすずらん、咲いているんですね!」と声をあげてしまいました。それからというもの、店頭にあったすずらんのカードと見比べ、あまりの可愛さにため息。すずらんは、フランスでは「聖母マリアの涙」と呼ばれるお花で、5月1日のすずらん祭りの日には互いにすずらんの小さなブーケを送りあう習慣があります。(だからフランスのカードにはグリーティングのためにすずらんのカードがあるのです。)

 そんな訳で、先日のイースターに続き、今日はすずらん三昧を!

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バスケットいっぱいに盛られた沢山のすずらん。“Heureuse Annee(幸福な年)”これはすずらん柄には珍しく新年のお祝いのカード。

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“Souvenir de Printemps(春の記念)”の文字からグリーティングカードであったことが分かります。

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オーソドックスだけど一番すずらんらしいカード。ブルーのリボンもお洒落です。

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こちらも同じく「五月の記念」ですね。

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上のカードと同じく、このレースとすずらんのシリーズはロマンティック!

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描き手によってもずいぶんすずらんの表現が違ってきますね。

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“Saint-Dizier”はパリから西へ200キロほど、シャンパーニュ地方の小さな都市です。きっとスーヴェニールとして売られていたカードなのでしょう。トリコロールのリボンがフランスらしい。

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