日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

提出物も小学校からコツコツと!

2017-06-22 11:30:52 | 発達応援
 桃ちゃんの寝姿が、半目あけてぐったりしすぎて、
息絶える間際の猫のようで、ぎょっ!とすることがあります。

 思わず、「桃ちゃん!桃ちゃん!」と呼び掛けて、撫でたりするのですが、
本猫は、いたって、ぐっすりリラックスしていて、「あ"あ"っ?」という顔で見られることがあります。

 すんません、という感じで部屋を後にする母すんであります。

 小学校できちんと取組んで欲しいことに、「提出物を出す」ということがあります。

 中学校で支援員をしていて、普通クラスの子の中に必ず、
「夏休みの宿題を一切出さない」という子が学年で2人ほどいました。

 どの子も反抗的ではなく、むしろ、おとなしめの子で、小学校でも目だたず、ひっそり過ごしていた、
というタイプの子どもたちでした。

 中には、反抗はしないもののとにかく、全く勉強がわからず、
何もわからない、問題文も漢字の部分は読めない、だから手を付けられないという強者もいましたが、
そうではなく、とにかく、しない、というおとなしい子もいました。

 そうなると、居残りしてさせられるのですが、
部活などしている、活発な子たちは一日二日の居残りで、ががーーーっと終わらせて、
「できるんだから早く出しなさい!」などと注意を受けて終わります。

 問題文が読めない、学習の力がない子もつきっきりで問題を読み上げたり、
問題の解き方を教えたりする中で、「勉強って、こうするんだ!」と少し、ほんの少し勉強することの楽しさを感じて、
コツコツと仕上げていく子もいます。

 手強いのが、「やりたくないことは、、やらない」というおとなしいタイプの子です。
自分の好きな話しや興味のあることは、頼まれなくてもぺらぺらおしゃべりをするのですが、
「そろそろ、勉強するよ。」というと、「やりたくない」といってしようとしません。

 聞けば、小学校でもずっと宿題はしなかった、出さなかったといいます。
先生に怒られると、ずっと泣いていたら「次は出しなさい」で終わったと。
親御さんも「しなさい」とは言うけれど、やったかどうかの確認まではしておらず、
「してないって、たぶん、知らない。言われても無視した。」と涼しい顔でぺらぺら話します。

 中学校でも先生方との長期戦に入り、諦めない先生に「しつこい!」という感じでした。

 たぶん、何か、凸凹のある子だったのかもしれません。
でも、やるべきことはやる、という姿勢は小さい頃から身につけなくては、逃げ切る術を身につけると、
自分の都合の良いことばかりを優先して、ちっとも努力や我慢ができない感じになるのだと思います。

 学校の先生方もこのような子に対しては、
「言うべきことも言った、指導も自分はした。」ということで、
実際にその子がやるべきことをやったかどうか、よりも、自分は指導しましたよ、というポーズで終了、
ということは、よくあることだと思います。

 先生は指導したよ、という事実があればOKで、追求されない子はラッキーと思い、
両者の思惑が合致して、なんの成長もない、ということが起こることがあるのが学校です。

 小学校では、子どもは自分のやるべきことはやる、ということを身につける、
親御さんはそれを低学年〜中学年の頃は見届ける、そんなことが必要かもしれませんね。

 
コメント (2)
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