日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

お話会でのIE。

2017-06-08 16:51:05 | 発達応援
 積込みの同僚の元にふたりめのお孫さんが誕生したそうです。
昨日からお姉さんになった三歳のお孫さんもまだまだ充分小さくてかわいらしいのですが、
生まれたばかりのお孫さんを見て、その小ささに驚いたそうです。

 でも、「3500gですよ〜」と病院の方に言われて、
「おお!大きいじゃないか!」とこれまたびっくりしたそうです。

 比較するもので変わるのねぇ〜、と話しを聞くことでした。

 先日、お話会でフォイヤーシュタインのIEの教材の「空間定位」の課題を来てくださった方としました。

 空間というと大ざっぱですが、自分を中心に世界を見たり、自分の外側に出て世界を見たりすることや
自分の後ろにあるものが人によっては前にあるものになる、などという、
物事の把握の仕方にも関係する、そんな教材でもあります。

 この教材を前にして「はいはいはいはい!」と得意満面に取組む人もいれば
「…」と何をするものだか、さっぱりつかめず呆然とする人もいます。

 あるページで頭に?がたくさんだ〜という風でも、別のページでは難なくクリアする場合もあります。
自分の考え方の癖を垣間みる、そんな時間になりますね。

 そして、自分と他人との考え方の違いを知る時間にもなります。
多くの人がやるやり方がスタンダードといわれるものならば、
その、多くの人とはやり方が違う自分は、ダメなのでしょうか。

 IEの教材では、多くの人と同じ答えであったかどうかよりも、
なぜ、そう考えたのか、ということが大切です。

 他人と違う考え方で、答えも全然違っていても良いのです。
ただ、「私はどうして、そのように考えたのか?」という思考のプロセスを言葉にしていきます。
それを導きだすのは、ご本人です。

 さて、自分と他人とは考え方が違うのは当たり前。
その他人は、たぶん、「我が子」も含まれるのだと思います。

 お話会でのIEの体験がそんなことを考える端緒になると良いなぁ、と思っています。


コメント
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