日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

線とひらがな。

2017-08-28 22:30:45 | 発達応援
 我が家の末っ子猫、桜ちゃん。
しっぽの感覚がないようで、いつもしっぽはだら〜んと下がっています。
我が家に来たばかりの頃は、持ち上がる気配もなかったしっぽですが、
近ごろ、少し床から浮き気味くらいには、しっぽが上がるようになってきました。

 しっぽに少し表情が出てきたからでしょうか。
今日は自分のしっぽ相手に、ぐるぐるぐるぐる回っていました。

 しっぽが動くようになってきた証かなぁ、と少し嬉しいことでした。

 小さなお子さんと字を書く練習をしました。
小さな手が、まるで大きな天秤のバランスをとっているかのように、鉛筆をバランス良く持って一生懸命書いていました。

 その様子を見ながら思ったのですが、
字を書くためには、「線」がタテ、ヨコ、ナナメとに自由に引けたほうが、
お手本見ながらでも、写しながらでも書きやすいだろうな、ということです。

 子どもに字、ひらがななどを書くための練習と言うと、
ひらがな、五十音図の中で構成のがやさしい本にではじめるもののようです。

 ところが、自分の自在に線を引くことができなければ、
なかなか、ひらがなを書くことはむずかしいようだなぁ、と子どもの書く様子を見ていると思います。

 左から右への真っすぐな線、その線を思ったところで止めるコントロール力、
鉛筆を持ち、線を引くために左から右へ移動していく手、腕のコントロール力、斜めに線を引く、などなど、
鉛筆を子どもが慎重に運ぶ姿を見ながら、「ひらがなを書く」といっても、
色々な力が必要だなぁ、と考えさせられることでした。

 もし、お子さんがひらがなを書くことが苦手なときは、
「ちゃんと覚えなさい!」ではなくて、線は自在に引けるかな、目先はどこを見てるかな、
手や腕はどうかな、とお子さんの書く様子をちょっと観察してあげてくださいね。

 そして、苦手だったり、できないところがあったら、
いったん、ひらがなから離れたところからの練習をしてみると良いかもしれませんよ。

 
コメント (2)
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