日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

きっかけの変(へん)!

2016-03-03 17:38:26 | 発達応援
 今日の夕方近く、地震がありました。

 お、揺れる、と思って猫を見たら、
梅ちゃんだけが、耳が立って臨戦態勢のような顔になっていて、
桃ちゃんは丸くなって寝たまま、
ちぃは一瞬薄目を開けただけでした。

 猫の反応も色々ですね。

 物事の捉え方、受け止め方は、人それぞれです。
生きてきた年数にもよるし、家庭環境にもよれば、本人の性格にもよります。
地域性だって、多少、加味されることがあるかもしれません。

 そんな風なので、物事の受け止め方、認知の仕方が
「普通、こうでしょ!」という捉え方と異なることは、よくあることだと思います。

 ああ、色々な考え方があるんだな、で済まされる場合もあれば、
人間的に、社会的に、受け入れられない場合もあると思います。

 私が関わった、発達の凸凹のある子どもたちも、
ユニークだ!とおおらかに受け止められて、本人も周りもそれで済ませていたこともありました。

 ユニークでは済まされない、
一線を越えると、危ういところに足を踏み入れそうな考え方のとき、
「それは、変だよ!なんで、変かって言うとね、云々」と、何度も何度も説明することがありました。

 でも、保護者の方に、そんな言動を学校であったこととして連絡しても、
「ああ、そうですか」と実にあっさりと、さらりと流されることもけっこうありました。

 それは、その家庭の中では、特別視することのない考え方だったのかもしれないし、
子どもの頃からそんな言動はしょっちゅうあって、驚くほどのことではなかったのかもしれないし、
単に、私が神経質なだけだったのかもしれません。

 でも、そんなこんなも含めて、
「ああ、この先生は、私が言ってること変だ、って言ったな。他の人はどう思うかな?」と、
その子が考えるきっかけになればいいな、と思い、
私は自分が「変!」って思ったことは、
「意味わからん」「何それ?」「おかしい」と言い続けていたし、
これからもそうしようと思っています。

 別に、他人の顔色を見て欲しい訳ではなく、
自分の考え方と違う考え方が世の中にはある、ということを知って欲しいのですよね。
これは、別に発達に凸凹があっても、なくてもですね。

 そうして、自分も他人も同じくらい大切だ、と思う心を育んで欲しいと思うのです。

 あっち吹かれ、こっち吹かれしながらも折れない柳のようなしなやかさが
からだにも、あたまにも、大事だと思います。


 

 

 
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