積込み肉体労働後、お家においしいお菓子があると思うと浮かれるくらいには単純です。
さて、夏休みはお家やお外でたくさん遊んで体を育てる良い機会ですね。
また、小学校に上がる前のお子さんが学習の準備をしたり、上がってから苦手が見つかり、ちょっとお家で取組む機会でもありますね。
プリントを使っての学習は、たくさんあるし作った方々がそれについて発信もしておられるのでここでは触れませんね。
今日は、算数、そのもっと手前の数ということが苦手かもしれないお子さんや算数に将来触れるお子さんに向けての遊びです。
仲間同士で集まりましょう!
数の得手不得手は、様々だと思います。
ここでは、苦手なお子さん向けに数は少なめで遊んでいます。
この仲間同士集める、仲間集め、算数的にいうと集合作りです。
この集合の遊びでは、特に「赤が2個だね」とか「クッキーが4つだね」というのは聞かなくても良いです。
お子さんが自分で「黄色が3個だ」「チャーハンが2つ(2皿)だ」と言ったら「そうだね!」で良いです。
ここで大切にしたいことは、具体物を操作すること=体を使ってモノを動かすことです。
数字ではなく「数」ということが身に染みるような経験が学校に上がる前のお子さんや数が苦手なお子さんには大切です。
これは、ピアジェによるとことの、2歳くらいから7、8歳くらいの子どもの思考の特性が「前操作期」という具体物を実際に操作することで物事を理解する段階にいるためです。
でも、これまで発達には個人差があることを私たちは理解していますよね。
ということは、同年であっても具体物を介さずとも数の理解ができるお子さんもいれば、小2くらいのお子さんでも数字と量が結びついていないお子さんもいることと思います。
お子さんに合わせて、もっとたくさんの物で集合作りをしても良いですし、もっと似た物同士を集めて集合作りをしても面白いですね。
そうすることで、「どんな特徴で集合を作ったのか?」という論理的な思考も鍛えることができます。
難しいお子さんだったら、もっと単純化しても、もっと物の種類を少なくしても良いですよね。
子どもたちはお風呂に浸かるときやかくれんぼなど数を数える場面で日々鍛えていることもあり、案外、数のハードルを易々と飛び越えたように思われがちです。
数の後ろに量があることに気がつかないと、中学生であっても同数のものを入れ物を変えて、見た目で違うようにすると、見た目に引っ張られて多いか少ないか、何度も数え直し、不安がつきまとうような子どもたちも見てきました。
先々のためにも、ここは楽しく数の後ろにある量を意識した具体物を用いた遊びを長い休み中に楽しんでみてくださいね!